朝寝坊の言い訳じゃあるまいしと思うわけだが

ジェンキンスさん内臓に新たな病変…政府来日調整急ぐ
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040714it11.htm


昨日驚きつつ見た記事が、あれよあれよというまに、だからさ、病気なの病気、だから、ね、そういうこと、と続き、18日周辺に来日だそうだ。なんか、とっても言い訳めいていると感じる。病気だったらもっと早くからわかるだろう。

急がないとならないから病気、でしょうかやっぱり。しかしでは急がないとならない理由はな何? あるいはまた、後で混乱が生じた場合の言い訳として病気でしょうか。人道的に言って病人を放置できない云々とか・・・。いずれにしてもどうなってるんだ? のまま少なからぬ国民は口を開けて見ているって感じでしょうか。

口を開けてしまうのは政府、現実的にはruling partyたる自民党公明党が曽我さんの夫たる人をどう認識しているのかを言わないからだ(言ってますか? 言ってたら教えてください)。

たとえば、曽我さんをこれまで放置した(キムが悪いにしても)ことへの酬いとしてちゃんと落ちつくまで面倒を見るのが国の務めです;そしてそれに付随してジェンキンスさんの過去について米国と話し合う必要がでてきました、これは基本的には米国とジェンキンス氏の問題ですから私たちに主導権はありません;しかし出来る限りのことを私たちはすべきだと○○は考えます、そこで策1が行われ、現在XXのようになっています、といった具合。

○○は政党名でも、小泉でも、誰の判断で何を行っているのかがわかればいい。肝心なのはジェンキンスさんという人は基本的にはアメリカと北朝鮮が主要な当事者であって日本国ではないことをはっきりさせることだ。とかかくと冷たいとか言われそうだけど、この認識から出発しなかったら交渉ってできないと思うんだが? 最終的に曽我一家に良きものとなるためにも。まぁまぁ日本人の家族なわけですから、といった括りの大きな網にもならない網をかけたような言葉でこの話しを取り扱うのは誤解の元だ。だいたい、それを言うならアメリカ人からしたら、アメリカ人の男の妻であり子供の話しだ。たとえ脱走及び敵国情報についての動向にもしかした疑義がかかっているのかもしれないにせよ。


と、そういうわけで、
ジェンキンスさん「日本に住みたい」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20040713it04.htm

と言質を取るような形にして、本人の意志によって私たちは動いている、と言っているつもりなのかなとも思うし、しかしながら、

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小泉首相は14日夕、「ジェンキンスさんの病状が思わしくないと報告を受けている。できるだけ早く日本の病院で治療をした方がいい」と首相官邸で記者団に語った。米国がジェンキンスさんを脱走罪などで訴追する構えを見せていることに関しては「非常に難しい問題だが、米国と調整し、日米間の強い信頼関係を基に納得できる解決を見つけなければいけない」と強調した。

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別に解決策があるようにはとりあえず見えない。


私が疑問で、そして知りたいのは、米軍というか米国に対して、直接的及び公式にどういう文言あるいはロジックで解決をはかろうとしているのかということ。どういう理由で訴追を逃れるようお願いできるのか、ってこと。日本人の夫なのですみませんが勘弁してください、のわけはないんだが(そうだったりして)、だとすればどういう構成でこれを要請か懇願askingかできるだろうってことなんだが・・・。

まさか、こういうのと抱き合わせて、諸般の事情がどうしたこうしたでジェンキンス氏問題については一言半句も言語化してないなんてことだったりするのか? これはいくらなんでも杞憂だと考えたいけど。


米軍再編:
横田、グアム基地を統合 日本で太平洋統括
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040715k0000m030163000c.html