実際そうなんですよ

外信の記者とか外国発信の情報を書いている人だって、そこに住んでいるわけではないし、日本の場合、記者の意見が反映されているのはご法度みたいなしばりもある。

だから、なんでしょうが中間的な意見を自分で拵えながら、そうして、ガイジンに聞く(笑)。どう思うか、って。もちろんこれが悪いわけじゃないですけど、その人のポジションをはかりながらじゃなかったら、見解のバイアスを明らかにできない。が、それはしない。外国の識者とか有力誌がこういっている、にしてはしょってしまう。

実は、日本人の発信者がガイジンに聞いてるところ、見たことあるんです、私(笑)。情けないってか、こんなんだったら自分で考えた書くことと大差ないわな、って思って、それでこんなことをしているってのもあります。

どうしても自前で取材、論考ができないんだったら、極端に違う意見を両方出すという手もありますね。カナダの報道姿勢はだいたいこの調子。全然かみあわないものでも構わず両端を意識して出してくる。せめてこのぐらいしたらどうだろうか。