カナダ第38回総選挙結果速報

眠い。

お伝えしておりますカナダの第38回総選挙は、リベラルの少数派勝利となりました。

少数派勝利、minority government、つまり、過半数を超えていない政権ということ。

もしかしたら保守党に引っくり返されるのではないのかと考えられていた昨日までを考えれば、結果は、大山鳴動ネズミ一匹ぐらいの選挙。

結果は、ここに一覧表。
http://enr.elections.ca/National_e.aspx

　　　　　　2004総数308　　　　　　2000総数301
リベラル　　 135　　　　　　　　　　　　172
保守　　　　　96　　　　　　　　　　　　66 + 12 = 78
NDP 　　　　22　　　　　　　　　　　　13
ケベコワ　　　54　　　　　　　　　　　　38
独立　　　　　　1　　　　　　　　　　　　0

まだ最終確定ではないのだが、だいたい確定。

ここから見れば、保守は、歴史保守とネオコン保守が合同した時点よりものばしたので勝利。

第一報時点では、なんせ東しか開いてなかったので伸びないと思ったけど、結果順調ではありましたね。

NDPはそもそも小さいがとても伸ばした。ここはリーダーが新しくなって、従来的な左の人だけではなくて都市民的な若い人に訴えるものへのリフォームに成功と見た。

で、リベラル。40近く議席を落としている。しかし、要するにケベックで負けたことがとても大きい。そしてケベコワはケベック特定の党だから、よく考えてみれば全国レベルでは影響って？？　だ。

だから、今後の政局は、popular vote得票率、リベラル 37、保守30、NDP16、で動くことになるだろう。だって、ケベックはケベック独自に決めることが非常に多いから。

となるとこの比率は、保守の「微増」に過ぎない。

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結構複雑でしょ？