しっかりしてもらいたい。

トロントの新聞をおもしろがって読んだその矢先、日本の新聞でのけぞった私。

こういう出来事だから慎みたいとは思う。
そして私は、レーガンレーガンで酷い政策をしたものだとは思うものの、アメリカ人がとても親しい感情で接した良きアメリカのリーダーであったということは知っているし、さらにはそこにある暖かい感情を台無しにしたいとも全然思わない。

だから、こういうことは言いたくないのだが、読賣新聞、ちょっと考えた方がよくはないかね、と、日本語が達者な人間の一人として、さらには日本国を誇りある国にしたいと考える人間として意見を述べたい。

「偉大な米国人の人生終わった」ブッシュ大統領が哀悼

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040606id28.htm

私はのけぞりましたよ、真面目に5秒ぐらい何が起こったかわからなかった。

ブッシュ氏が何を言ったのか当該発言は見つけだせなかったが、おそらく、a great Americanが亡くなった、とか彼は a great Amecian leaderだったと言ったのだろうと思う。

で、それを日本語にすると、日本語には限定詞を付けなければならないという強迫観念はないから(やりようはあるのだから付けられないというのは間違いだ)、

偉大な一人の米国人も、
偉大な全米国人も区別がない。

そこでこのタイトルが出てしまったのだろうが、これはちょっとなんかこう、何もこれじゃなきゃならんってことはないんだから考えた方がよくないですか? 私みたいに、へ?と思った人は少なくなかったと思います。

ああ良きアメリカ、強いアメリカ、偉大なアメリカは去ったと言いたいのなら、まぁそれでもいい訳ですが。