シラクさんよくご存じですからね中東。いい味だ /「 偉大な米国人」

Bush confident of Iraq support Mends fences with French PM Leaders hopeful on U.N. resolution http://thestar.com/NASApp/cs/ContentServer?pagename=thestar/Layout/Article_Type1&call_pageid=971358637177&c=Article&cid=1086473412242


ブッシュさんは今週はヨーロッパ。大事なご用事があるものね。で、そのついでか、それともそれがらみでかシラク氏とのご歓談。とはいえ、今週あたりはブッシュにしてみれば、七夕にも等しい(?)願ってもない日々ではあったはず。

だってノルマンジー上陸の記念日があって、「アメリカさんありがとう」とフランス人たちが述べざるを得ない日々ではないか。


そういうわけで、ブッシュ氏は当然のことながら、イラクの解放、イラクの解放、サダムがいなくなったわけですよ、ねぇあなた、と、フランスの解放を下敷きにしながら迫ったようだが、この記事によればシラクは、式典では「フランスは忘れない」と言うだろうとは言うものの、ブッシュの話しには乗らなかった模様。


古タヌキ村(ヨーロッパ)の村長古タヌキ相手にテキサスのブッシュもなかなかがんばっていて、シラクの中東に関する知識は安保理決議を有効なものにするのに役立つでしょうね、「シラク大頭領は中東について良い判断をしました」「大統領はこのへんの国をよく知っています」などと言ったらしい。英米提案を出しているのを証認してよね、という意味があるからこう出るのはわかるが、そこでなぜ、あなたはそりゃ詳しいですからね、なのかというのはなかなか興味深い。


これに対してシラクは、この記事によれば「彼は古傷をもう一度ひらくようなことはしたくなかった」が、「米国主導の侵略(invasion)以前には、私は大量破壊兵器があるのかないのかわからなかったと再度強調した」のだそうだ。


このへんは、ホントのことがどこにあるのかはさておき、いろいろ鞘当てなどしているのかなどと考えることもできそうだ。「お前、なんかやっただろー、絶対やったな」(ブッシュ)という声が聞こえてきそうで面白い。


記事を読みながら、あれこの記事記事じゃないなと思ったら、やっぱりスター紙のコラムニスト、コンテンツァの記事みたいなコラムだった。こういうのがあっちにもこっちにもあるから結構新聞を読むのは楽しい。AP伝みたいなのばっかりだったら読む楽しみはない。でもって、トロントとかあと欧州の西、北、それとアメリカの東部数都市では実はそういうAP伝みたいなのは、無料紙が毎朝きっちりやってる。だから新聞とは以前にもましてコラムを読むものになっている。