さらにまったくポリティカル

なんというか、つい余計なことまで考えてしまうのだが、

国民年金未納問題: 閣僚の納付状況、公表拒否 福田官房長官「個人情報そのもの」 http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/katei/news/ 20040427dde001010046000c.html

小泉「改革」の主要な目玉の一つって、年金制度「改革」だったりするのじゃな いのかな。

で、先の「自己責任」とは、実は人質の人たちのことでもあり、かつ、これら 「改革」を国民自ら認めてしまう、口走ってしまうことに主眼があったりして?

国民年金制度って、全員が自己責任一本やりで、困ろうが不測の事態があろうが 誰も関知せず、死ぬしかなければ死んでくださいというのなら、そもそも必要は ないのだ。

国民年金制度は、一方で貯蓄の意味があり、他方で福祉の意味がある。このうち の前者だけにするなら、別に「国民」である必要はない。あってもいいけど。

で、現行制度はこの2つが、ぐじゃぐじゃで、殆ど詐欺としか思えない部分もあ る。私は昔社会保険労務士の資格を取ろうと思ってお勉強して落ちてやめたとい う不名誉な実績があるので、とりあえず基本は御勉強したつもり。ついでにいえ ば、なんなのあの試験という驚きもあった。落とすための試験なんて久しく受け たことがなかったけど、ああいう「難しい」試験はもう二度とやらない。

そんなことはともかく、この矛盾制度をこれまで放置した最大の理由は「改革」 にあったんじゃないのかなと今ならそう思えるなぁ・・・。

もともと壊したかったのじゃないのか? ってか10年前に私が知った時でもすで にこれは壊れる以外にないような代物だったし、その根本的な理由は、国家によ る恩恵とか恩給みたいなノリで年金を使っていた時代のツケだと思うが、それが 改められることなく今に来たんだよね。論理的には改めることができないわけも ないのに。

貯蓄部分と福祉部分をちゃんとわけて、今一体どのぐらいあるのかを個人が見る ことができて、といった制度に・・・そう、今から言っても遅いわけだが、しな かったのはなぜか? 遅かったのは「改革」したかったからではないのか?と、 やっぱりそう見える。

ついでに議員の未納がここに来てニュースになるのも作為だったりするかも。あ あ、もうダメだ、と思ってもらうための。

考えすぎだといいわけですが。

[追記:メールをもらった。未納の話がなぜ今なのだとおかしいと思った人は他にもいらっしゃるようだ。]