「高遠さんは英雄」 アメリカで同情の声高まる
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/inte_news5.html?now=20040424260029

ANNによれば、上の話にびっくらこいたアメリカ人が、$2000のチェックを付けて日本の大使にお手紙を書いたそうだ。

これがまた朝日系だっていうのが、心穏やかではないわけだが(笑)、ただ、再再書いている通り、こう考える人がいても全然不思議ではない。だから別に朝日っぽい「やらせ」的記事であると考える必要はないし、だからこそ重要だ。

で、陰謀論的に考えれば、ここできっと日本の内部からは反感が出るでしょう。なんでアメリカにそんなこといわれにゃならんのだ、と。お前にくっついてったらこうなってんじゃねーか、と言いたくなる心情を誰もが持っているのだから。

となると、どう考えても日本政府の行動はまずかったな、と穏やかに引いていくことができなくなる。プライドっつーか、やっぱり意地ってものもあるだろうから。

そうすると、ますます頑迷なことになっていくことも予想できる。よくわからない陰謀論とかよくわからないやらせ説が横行し、本質的にどういう問題なのかの見取りを失うでしょう。

さてそうなった時何が起こるのか? 
日本異質論じゃないですかね。もし今後民主党政権になるとしたら、これは丁度呼応しますよね。

だからこう、言ったじゃないか、と言い出すのもおこがましいのだけど、やっぱり私は言いたい、最初に言ったじゃないか、と。

ある国家がその国の国民を救出しようとして懸命なのだ、と表明していることで悪いことってない。有利に事が運ばれることはあっても不利になることなんてない。なぜならそれが自由主義陣営の国家論つーものだから。この基礎は意外なほど堅いでしょう。それは系の内部の正統性というよりも、世界中の多くの人々が既にそういうものだとして教育されてしまった以上、ほとんど慣習法的でさえある。ということは、民主主義的であるのと同様の意味を持つ(民主的とは手続き論なわけだがその手続きを踏まえて評決を取ったらどうなるかのその答えが同じになるだろうという意味)。

一時的にしかられるのがイヤさに、とんでもない結論を引き出すような真似をしているのが今だ。