話はここから第三部か?

朝テレビで、日本人の人質が解放されました、の映像が流れた。(カナダの普通のテレビのニュース枠のトップだった。ごく短かかったけど)

よかったよかった。しばらく見てから出かけたのだが、しかし、とにかくよかった、はまず当然としても、それ以外では、当初に書いた通りではあるのだよなと思った。

つまり、この行動により引き起こされた現状は、自衛隊の撤退が、よしんば政府が理性的に判断したとしても、世論が許さないかもしれないという状態になっている。

そうして、どうしてそうなっているのかを引き分ける理性的な路線が全然確保されていない。どれだけ言っても、テロリストに屈するな、ではなくて、実は、突然あらわれた三人に引き面れるのがイヤだ、という心情が優勢になるだろう。だけど、そうは言えないから、「テロリストに屈するな」が個人の公式見解となる。しかし、公式見解を支える心情はそれではない、と。

だから、発生当初書いたおうにこれは用心して見ているべき問題だ、ってのは続行中でしょう。

ヨルダン首相、日本に債務免除要請 http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20040414AT2M1400514042004.html

これはまぁ、値切れよちゃんと、値切るのが彼らにとって正しい筋道なんだから、でいいとして、これはきっと、

外務副大臣と16日合流 解放の3人、ドバイへ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040416-00000041-kyodo-pol

これと組だったりするのかしら? なぜEAUなの? ヨルダンだと高くつくから(笑)って思ってもらえればいいってことか? それとも他に、やっぱりそれは理由ありなのか?

戦っているのは、どうやら何組もあるって気がしてるんですけど。

しかし・・・それら諸々を忘れても、あの解放の映像はなんだったんだ?? 昨日海外旅行にやってきた人たちみたいな3人ってのはどういうことなんだ? このへんでシビアな世の中を駆け巡ってる人たちばっかり見てるからなのか、人質だぁ??と思ったのが正直な感想。これも、どうしてそうなったのか、単なるパーソナルヒストリー以外のところで、決着が必要ではある。

ただ、今お知らせしてくれなくてもいいよ、政府! まだ拘束されてる人がいる。