アルカイダ男再び

困った。これからいろいろ読んでここには日本の人質問題を書きたいのだが、Khadr関係がまた話題になっているトロント。頭が混乱するからやめて(といっても、ようするにこれが国際的テローアルカイダーよくわからない動き、の総合図ではあるんだよね)。

Premier to Khadrs: Reject terrorism
http://thestar.com/NASApp/cs/ContentServer?pagename=thestar/Layout/Article_PrintFriendly&c=Article&cid=1081980151796&call_pageid=968332188492

カナダ人とはいえ、パキスタン、アフガン育ちのテロリストだろうが、って思われていて、グアンタナモから帰ってきたら(去年11月)、あけてびっくりCIAのスパイになってた男がトロントにいるんだけど、その人の家族をめぐって「アルカイダ・ファミリー」なるインタビュー番組が先月あった。

ここから、アルカイダという語が飛び交っているようでいて、その実、どうもその実体はなんだかいわれているような「テロリスト」なんだかなんだかわからんぞ(イスラム過激派との分岐が難しい上に、登場人物たちのあまりにも中世的な考えが、モダンなテロリストの風貌とあわん、等)になっているのが今のカナダ、及び、こういうのを読んでいる英語圏の読者の頭なのだ。

あ、この話を私は2度ほどネット上では知られているらしいメディアに向けて書いたのだが、2度ともボツになった。私の言っていることが不信らしい。不信だったら新聞でもなんでも見てよ、も〜、そこらへんにURL書いてあるんだから、なんだが、ダメらしい。思うに、「テロリスト」だの「アルカイダ」だのという語が平気の平左で踊っているのが根本的に「不信」なのだろう。が、しかし、それが英語圏の普通(当然アラブ人の普通を前提としてるけど)だったりはするわけだ。反意、賛意にかかわらず。

ま、そういうことがボツになっていたことも、今考えてみれば、今のこの日本の様子と関係なくはないのかな、って思ったりもします。

Khadr一家については、いつかまとめて書きたいんですけどね。カナダ当番としては。だって、こんなにガンガン、もう一年間に何回新聞の一面に出たか知れない話なのになぁ、だもんで。