鍵とカナダについてのメモ
だいぶ前に、ボーリング・フォー・コロンバインで見たように、カナダの人は鍵をかけないんですかとコメントしてくださった人がいました。答えてなかったわと思い出しつつ忘れたりしてました。
手短にいえば、まず第一に都市か郊外かで違う。第二に居住民の出入りの頻繁さがある。従って、トロント市周辺では鍵をかけない人ってのは、基本的にはいないか、いても推奨はされないでしょう、やっぱ。だって、Greater Toronto Areaって、450万もいるような大都会なんですが・・・。ここで鍵なし生活ができるとしたら、それは、「カナダ人」が安心できる人びとだ、だけじゃなくて、移入者もまた同様にそうだ、でなければなりたたない。観光客も一事滞在客もみんな。きっとそれは、空港で魔法でもかけれられるのに違いない。
だからそんなことは、やっぱりないです。ただ、実際問題気分的に、誰かがゴートーに入ってくると俄には信じられない=危機感がつのらない、ってのは本当。そこらにモノを置いてトイレにいっちゃう人が、そこら中、言い方によっては「ガイジン」だらけの人の中でも存在するところでもあります。しかし一方で、ビルの地下のガレージをあらされた、ってな話は発生しています。います、確実に、悪いやっちゃな、って人が。ただ、そこで銃は発生しないみたいだ。
だから、人びとは、私は鍵をかけないわ、と宣言する程やわでも田舎ものでもないが、多分、とっさの時には、ちょっとならいっか、と、鍵をかけずに家を開けるということが苦もなく行われているところだ、とは言えましょう。ダウンタウンの真ん中だっつーのに。
でもって、こうやって書くとやけに全体像が捉えづらいかもしれないけど、結局のところ、20年ぐらい前までの日本の普通ーの(島とかじゃなくて)、中規模都市だな、だと思います。
ムードは、このへんを読んでいただるとわかるのではないかと思われます。
http://www.shobunsha.co.jp/html/owaranai/01.html
棒倒しの1回目です。