武力だけでも解決できない


恐ろしいことを言っている我が方、朝日。

 米国も仲介に入るべきだ。グルジアのサアカシュビリ大統領(40)は米国で学び、ニューヨークの法律事務所で勤務した経歴を持つなど、米国との結びつきは深い。ロシアとの対立を強める同大統領を米国が支えてきた面もあるのだから、責任の一端は免れまい。

http://www.asahi.com/paper/editorial20080810.html#Edit1


アメリカが仲介って、不動産の仲介じゃあるまいし、どこまで行くのか、どこがゴールなのかの合意が関係諸国間で達成されてなければ、米露全面対決になる恐れだってあると思われるのだが・・・。

あと、アメリカの軍事顧問がグルジアに入っているという事自体が、ロシアにとっては敵対用意になっているという意味で、アメリカって全然第三者じゃないので、この場合仲介の資質があるのかどうか疑わしい。つか、ないでしょう。話し合いに応じる準当事者としてNATOとして席に着く、でしょ?


でもって、よしんばアメリカが仲介の意思を表明し、その上で多少戦線が落ち着いたとしても、それは、「グルジア紛争―武力では決着できぬ」(朝日タイトル)だったね、ではなくて、ロシアに匹敵する武力が来たから話し合いが成立した、つーだけだと思う。


でも、こういう時だからこそ現地関係諸国民のみなさん、九条ですよ、というセンスが朝日にあるならそれは買う。勇気がいることだが、これをやるなら朝日は偉いと考え直すだろうと思う。


メモ
国際社会、紛争の即時停止訴え 米「部隊撤収」でロシア牽制
2008.8.9 00:56 産経