ゲンダイの最北

17人を殺傷した秋葉原通り魔事件は、月収20万円の25歳派遣社員が「世の中が嫌になった」「生活に疲れた」と自暴自棄になって起こしたものだ。「勝ち組はみんな死んでしまえ」と本人が書き込んだように、社会の底辺を這う「負け組」の犯罪だ。TVに出ている「勝者」のキャスターや文化人が、「敗者」のことなど分かるはずがない。人を殺していいわけがないが、この事件は大量に派遣労働者を生み出して貧困と格差を招いた米国流競争社会が誘発したものだ。

ttp://gendai.net/?td=20080611


ま、ゲンダイの書くことだから、ではあるけど、これはいったいなんでしょう?
25歳月収20万円(手取りって意味か)って、そんなに低いか?

で、どうしてもそれで展望がないんだ、その金額じゃヤダと思ったらまだまだやり直しができる年齢層なんだが・・・。


でもって、これは派遣社員じゃなくて、パートタイマーだったら多分もっと金額が低い可能性があるんだが、それでもこれだけ騒ぐだろうか?


2008年における日本のメディアに見る「派遣」っていうのは、特異な意味というか特異な文脈があるのか? 経団連批判みたいな? 


単純にいって、過去15年の経済が好調だったら、正規雇用に回る人数も相対的には増えただろうし、今後もその可能性はあるだろう。だけど、どれだけ経済が好調でも、いまだかつて、全員終身雇用の安定した社会などない。雇用の浮き沈みで殺人を受容してどうする。