地震・核・ダム


上で日本の報道を絶賛したばかりなのに、あら、朝令暮改不定見?と自分でも思うが、いやしかし、地震報道に関しては素晴らしいのだが、この出来事の意味を手繰ろうという姿勢が皆無に見えるのはどうかと思ってみたりはする(皆無じゃなくて、勝っつぁんとかいろいろ言ってるみたいだが)。

とりあえず、私が外信もので読む「感じ」としては、地震地震として、しかし、一方でまず核とダムが大丈夫なのかどうかがまだ不明瞭だという懸念が表明されている、というのが現状。その上でこの先どうなるのか、は、まだブログ段階、個人のお話段階、みたいな感じだろうか。


いずれにしても記事内では、軍事評論家の佐藤守氏が14日付けでお書きになっているようなこと:

そして昨年1月12日、丁度当時の安倍総理が、NATOで演説しているときに、中国は[衛星破壊実験]を成功させたが、その中心地は、今回の地震で注目を浴びた成都から南西に約300Kmのところにある西昌であり、成都の北東約100Kmのところにある綿陽には、核兵器を担当する部隊が駐屯しているという。

http://d.hatena.ne.jp/satoumamoru/20080514
中国大地震と国家安全保障


が、下敷きになっていると見える。あるいは少なくとも、すぐに英文だったらすぐにググれば今回被災した地域と核の関係が見えてくる(専門的なところまで、というのじゃないけど)、という前提で書かれているっぽいかなとも思う。


ま、その、日本においては特亜の核はきれいな核だから騒がないというのはある種の伝統だからまぁいいのか、と言っている場合ではないとは、とりあえず思う。あはは。

よしんば核兵器、生産施設そのものには問題はなくても、この国は国内での核管理問題、つか、核こそ中共のまとめ、みたいなところもあるようだからちょっと注目しておいていい点だろうな、なんて思う。で、どういう事態になっても安全に推移してもらわないと困る問題だからなおさら。


しかしこう、核大国になる国にはさ、少なくとも内戦発生可能性及び革命志向のないところとかいう条件をつけて欲しいな、マジで。歴史を鑑みるに、ある種の国においては対外戦争より内戦の方がよっぽど質が悪い。そんなところに核兵器を持たせるなんて正気の沙汰とは思えない。