我が方の風評こそ大敗走だったりしないよね?


こ、これは。。。

 額賀財務大臣にいたっては「我が国の経験を提供してもいい」とのたもうた。これにびっくりしなかったのは本人だけではなかったろうか? 日本が国民消費者に300兆円ものツケ回しをして大銀行を救済したことは世界の笑いものになっている。第一、他の国で金利を払わない銀行など出てきたら、それこそ「つぶせ!」と大合唱になるだろう。共和党は少なくとも銀行をつぶすか、経営責任を明確にしてからでないと救済策は打ち出さないだろう。自分たちに監督責任が転嫁されるのはかなわないからである。

http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/a/120/



大前研一郎氏の日経BPの記事から。
G7で額賀氏が上のようなことを言ったという噂は結局本当だったのか・・・?

何週間か前、The Economistが今般のサブプライムがらみのアメリカの様子を見ながら日本を思い出す人が多い、これこれここが似ているあれこれそれも一緒と来て、しかし異なる点がある。それは政治が動いているかどうかだ、と要約すればそんなことを書いていた。私としては、そんなわかりきったことを今なぜ??と思っていたのが、まとめて考えてみれば、あんたに言われる筋合いはありません、のシグナルだったということだろうか。

なんつーか、アメリカ人だけが書いているわけじゃないだろうが英語で読めるそこら中の個人ブログとかコメント欄とかでも、日本での失敗例を考えればといった言辞が普通に人口に膾炙している中で、何を思ってそんなことを言ったんだろうか、額賀氏。あれか、わが国のように失敗しないよう頑張ってね、というつもりか?


ちなみに今朝のポールソンの言辞はあいかわらず。
タックスペイヤーのお金を投資家が危機を脱するために使うようなプランを取るつもりはありません。以上。


普通これは共和党はそうで、民主党は違うと考えられている気もするけど、基本的にはアメリカ人の合意事項ではなかろうか。ただ、その本気度の割合は共和>>>>民主で、両者場合によっていろいろ使い分けるにしても。


共和党員が好きなのはお金儲け、民主党員が好きなのは他人のお金を使うこと、と思ってみているとだいたい間違いがないと思う。


前者は大企業の代表みたいに言う人がいるけど実際には中小個人業者が手堅い支持基盤だし、後者には各種のNGOみたいなのとか弁護士などが含まれていると考えれば、上の原則は非常に明瞭に理解できる。

結果的に両方がバランス良くいることが望ましいと私は思うが、局所的には相手を排除するような議論が発生する。