カナダ関係メモ


いわゆる慰安婦問題で、アメリカに続きカナダでも、とかいう話が春先に駆け巡って、結果的にはカナダの対応としては、それはうちの問題ではありません以上、だったわけだけど、それ以降でも2チャンネルに時々、カナダが、と上がっている。基本的にコリアのメディアからの翻訳のようなのだが、それを見て、むやみに、別にカナダと日本の間で何が起きているわけでもないのに、やっぱりカナダもか、と疑心暗鬼になっている人が、まぁ2チャンネル上だとはいえ、いる模様。

で、コリア系の人の結論として、カナダでキャンペーンするとチャイナに使われるだけだ、カナダでのキャンペーンは中止すべきだとカナダのコリアンの人が言っているんだそうだ。これはコリアンのためによかったね、と思った。


慰安婦問題】「カナダでの慰安婦決議案キャンペーンを中止すべき。負けたら米国での勝利が台無し」 ★2 [08/20]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1187678473/l50


数か月前にも書いたけど、慰安婦問題で声を出しているというか行動しているのはカナダに関しては基本的にチャイニーズだし、そこしか目立ってないと思うし、そこすら目立ってるかどうかは疑わしい。耳目を集めているというのなら、法輪功関係者の方がずっと存在感があるというものでしょう。年季も入ってるし。さらに、コリア系が熱心に追っているという話も聞いたことがない。それどころから、個人的に会話する人たちは、北に食われてる南朝鮮政府を嘆く、って人もいるわけで、一直線にこのテーマに乗っていく人が多いようには見えない。

で、カナダとチャイナが結びつくと、常に、やっぱり移民が多いから、といった反応をされる方がネットを見ている限り多いやに見受けられる。それはそれで間違いではないが、しかし、カナダに多いのはチャイニーズだけではない。インド人も多いし、総体としての東欧+ロシア組もめちゃ多いし、あと、どこがどこなのか私にはよくわからんのだがアラブ関係者も多い。アラブじゃない中東の人も多いし、トルコ、ギリシャっていう人々も存在感あると思う。ギリシャ料理はうまいというだけじゃなく。

移民の流れとしては直前がイタリアとかポーランドで、断続的にポルトガル系というのも少なくなくて(このグループは一体いつ止まるんだ?という疑問も若干ある。1世紀このかたやってないか?みたいな)、あと、移民のカテゴリーがなんかちょっと違う感じがしないでもない集団として、西インド諸島カリブ海組もいーーっぱいいる。あ、中南米というグループも断続的に常にいるか。

書き出したら切りがないぐらいにあちこちからの人が少数でなく存在しているのがトロントでありカナダ。特にトロント、か。


おそらく、日本人がトロントに来てチャイニーズが多いと感じるのは、自分がチャイナタウンに行くからでは? あと、トロント大学に用事があるとか・・・。インド人ばっかりの街に行ったらまた別の印象を持つと思う。すごいって、もー。

飛行機でトロントの空港に降り立つ人が持つ第一の疑問は、「おれってインドに来たんだっけか?」だという冗談もあるぐらい飛行場にはインドっぽい人が多かったりもする。ターバン巻いてるシークの人がやけに目立つだけじゃなくて、よーく顔を見ててもやっぱりインド系多いと思う。どういう理由なのか知らないけど。日によってはアフリカに来たんだったか?というのもあるなぁ。

そういうわけで、チャイナの影響でカナダが簡単に動くかのような印象というのは、ちょっとカナダにとっては気の毒だと思う。気の毒というのもへんか。事実に即していないというべきか、実際にはもっと混乱しているというべきか、どれが適語かわからないけど、事はそう簡単ではないとは言えるし、その上で原則はあくまで簡単だとも言える。ここはカナダで、カナダの政府の仕事はカナダにとっての問題を解決するのが一義です、というもの。