いろいろあついカナダ

暑かった。
昨日、今日と気温が30度を超えていて、そのうえ著しくもやっていて、水蒸気で前がぼんやりという感じさえするぐらいで、外出して外をうろうろしたら体が汚くなった気がした。とはいえ、日本の真ん中から南の夏を思ったら別にしのげないってことはないわけで、現地人が大騒ぎするほどのことは私および私ら日本人にはないかな。

しかし、あのすごい寒さから考えると、よくここまで来たもんだという気はする。気温差で50度ぐらいあるんだよなぁと思うと感慨深い。

そういう中、カナダ経済も熱いらしくて、バンクオブカナダは本日利上げを発表。


カナダ中銀、政策金利0.25%引き上げ・年4.5%に

http://www.nikkei.co.jp/kaigai/us/20070710D2M1003910.html


1ヶ月ぐらい前に引き上げを見送って、今回は予想通り。で、一ヶ月前にすでにこうなると大方が予想したのでそれに連れてすでに各種金利は動いた後、みたいな感じか。

インフレ懸念が叫ばれて久しいし、実際そうなっていて、中央銀行としてはターゲットである2%近辺に数値を落ち着かせたいのだが、そうはなっていない。なので、おそらく9月に再度上げるだろうと観測されているので、さらに動きがある見込みらしい。

インフレの推移はどっかで見たが手元にないので気がついたら書き留めておきたいが、ターゲットが2で、現在のところ2以上3未満でじりじりあがっていた、みたいな感じだったか。

ターゲットってなかなか大変なものなんだなと思ったりはしている。でもって、数字は数字なので数字だけあわせていくことは可能でも、数字に反映されないものの値段が上がったままとかにきっとなるんだろうなぁとか想像。で、この状態は人々にとっては足元でインフレに火がついてる状態なわけで、これは数字よりも大きなインパクトを残し続けるんだろうなぁなど思う。

日本でも昔インフレなるものがあったやに聞くわけだが、インフレートするのはわかったが、どうやって収束するもんなのだろうか? 高止まりのまま賃金も高止まりで適当なところから水平になり、その後も微増でいけばすばらしいんだろうが、しかし今まで一度も、どこの世界でも、穏やかなな右肩のまま下がったことのない国および地域ってないのじゃないの?と思うと、やっぱりどこかで、あら〜というタイミングがあるんだろうか。わからない。しかし、わかるのは、そんなことを懸念しているのは、私および日本人だけ(笑)。


で、ああ、バブルだったんだなぁと後に思う分を今先取りしちゃってないか、これ、と思ったのは、ロイヤル・オンタリオミュージアムというカナダが誇る博物館。

http://www.rom.on.ca/crystal/index.php

前の建物は、大英帝国のカナダにおける建造物群と似たテーストで、派手ではないが、石が意思を持つみたいな、堂々たる強い建物だった。確かに古いが古さが品になるということもあるわけで・・・・。何回考えても私としては立派で良い建物だったというべきものだったと思う。

そ、それが数年前から建て替えていてこのたび新規のお披露目とあいなった。私も行ったのだが、なんかねぇ、返って安く見えるんですけどというのが正直な感想。

クリスタルで、遠めにモダンな感じがする、というべきか、派手にはなったというべきものなんだろうが、私にはとても不安定になったとしか思えないのが、どうもどうも気になっている。

別の角度からの写真。
http://en.wikipedia.org/wiki/Royal_Ontario_Museum


形が、とがってて、その鋭角が地に吸収されていないような不安定さが印象的?

風水的に見てもらった?ちゃんと・・・と思ったりもした。風水マターじゃまいか、これ。


wikiの中段に昔の写真の一部分が残ってるけど、こっちの方がよっぽど格調高く、地に足がついていてよかったと思うんだがなぁ。やっぱり、お金があったので使いたいということだったのだろうか?? 展示物が若干増えたぐらいでは追いつかないぐらい貴重なというより基調なものを無くしてたりして?とまで思う。

ついでに年間のメンバーシップの料金も上がるといっていたから入場料も上がるんだろう(これもひとつの、経済統計値に現れない数値でしょう)。