偽札をつかまされたらしい

まったく予想もしなかったことだが、今日、偽札をつかまされていたことが発覚した(まだオーソリティの判断には及んでいないが)。

とある文房具屋で買物をしたら、レジのおねーちゃんがエラク長い間5ドル札をチェックしてる。100ドル(約1万円)のチェックは一般的にやってる。レジの横にセンサーなんだかただのライトなんだかが付いている、多分すかしが見えるのかな、という仕立てのものがあって、ちらっとそれを通すみたいんなことをする。

しかし、カナダのみならず北米の通貨事情としては、100ドル札なんて滅多にお目にかからず、50ドル札もあまり流通しておらず、一般的には20ドル札が標準。ATMによっては20ドル札以外でない、だから20で割れる数でしか下ろせないというのも全然珍しくない。つかカナダの標準仕様はこれだ。1円単位で入金できる日本のATMなんて夢のまた夢。


それはともかく、5ドルといえば500円。なんだってそんなに入念に見てるんだと思った私はまだ自分が偽札を出しているとは思ってない。だから、形式的なチャックが長いぐらいに思ってたわけだ。

が、しかし、おねーちゃんがマネージャみたいなおばちゃんに、「これ長さもちょっと違うよね、やっぱ、そうだねこりゃ」と言う言葉を発してるのを耳にして、がぜん、へ?と思い出す。


で、これは偽札よ、だから受け取れないからとあっさり言われ、へぇ、あっさりそれで終わりなのかと頭がくらっときて、私はどうすりゃいいのよこの5ドルで、といったら、銀行にもってけばいいんじゃない、とレジのおねーちゃんは言った。それは違うだろう、警察だろう、と私は思うのだったが、ともあれ別の5ドル札を出して支払いをすませて帰ってきた。

確かに図柄がへん。というか、ある種これが巧妙ということなのかもしれないが、今出回ってるものではなくて前に出てたものだ。だから、今のものより流通量は少ないし、もう目が忘れてる。でも私は覚えてるけど、知らない人もいるだろう(ここはほら、新しい移民が多いんだし)。さらに、しわくちゃ。これがいかにも長いこと流通してるっていう見せ掛けのためなのか。


しかし、これは一体どこに持って行くべきなんだろう? 警察?
おねーさんは銀行といったが、銀行に持って行ったら、ああそれ偽札ですね、さよなら、になりそうな気がそーとーする。

銀行の窓口の人って、愛想はいいが、目の前の問題が自分を通り過ぎる以外には関心がまったくない、きっぱりないといったことがどうも多いような気がしている。前には、ATMから、別の紙幣が出て来たことがあったのだが、ほとんどまったく問題にされなかった。唐突に、カナダだっていうのに米ドルの1ドル札が2枚出て来たのだ。上にも書いた通り、20ドル単位なんだから、2000円出したつもりが、100円しか出てこない、という割合。
(私の場合は、100ドル=5枚だして、内2枚が1米ドルだった)


折悪しくその日は日曜で、翌週(ひょっとして翌翌週だったか)に、その時のレシート(銀行の取引き記録)を持ってこれこれしかじかと言ったのだが、しかし、おねーちゃんは全く動じていない。ってか、マニュアルにないということなのか、私にどうしろっていうのよという態度だった。私が頭の中で考えたのは、その日の取引きの中で現金を数えてないのか、入金されたものがただちに別の人に引き出されるはずはない(入金は袋にいれるから。したがってその場では数えられていない)から、いちいちの節目節目で、40ドル近くも残高が合わなかったらなんかしら記録が残るのではないか、などということ。そこで、それをかいつまんで説明して(なんでやねん)、確認してくれないか、と、なんでだかお願いした。すると、じゃあ後で確かめて連絡する、と言った。しかし、期待もしていなかったが、その後なしのつぶて。別のインターネットのサイトからも書いたが、こっちはこっちで、窓口に行ってね、で終わり。カナダの銀行では40ドルぐらいは端数なのかもしれない。


ということがあったので、今度の偽札も、受付のおねぇちゃんにとっては面倒くさい、知らない、で終わりなんじゃないのかなど想像できる。しかも銀行には直接関わりはない。困った。じゃあどこだ。やっぱり警察か。それとも中央銀行か。ご存じの方がいたらお知らせくださいませ。私の損害額は微々たるものですが、偽札って、作っちゃいけないものだと思う。。。。。いやそうなのだ。これは多分、私の知る限り重大な話なのだ。。。

しかし、そういうことが起きた場合にどうするのかのプロシージャって意外とわからないものかも。明日暇だったら(こういう態度だし ; ;))、最寄りの役所に行ってみようと思う。しかしその最寄りがどこなのかがわからん。ちょっとリサーチしなくちゃだわ。繰り言ですが、ご存じの方、教えてくださいませ。