後ろの正面


でまぁ、そういう今しかないんだぞ、のチャイナの足もとをぐらぐらにしている一つの要因はこういうものだろう。つも思うんだが、チャイナを知るためにはまず日本語必須だと思うなぁ。英語圏のは、草狩り場としての、結果としてのチャイナだから、わかろうという意志が不足しているという点を考慮してもなお、なんか、正面の正面を正面だと思いすぎる感がつきまとう。後ろも正面だってところが大変だってのに(でも、陰謀論というか、そもそも第二次世界大戦前からそこにかけて、チャイナを抱き込もうとした人々とは欧米の一部なわけだから、同グループによるストーリー編成であるために硬直性が著しいってことかもしれない。これはこれで興味深い)。



対日賠償請求:戦争被害、中国国内の裁判所に提訴へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060404k0000m040020000c.html?in=rssw


毎日新聞はこれを書いた以上、先々までちゃんとレポートしてくださいね
で、どうやって、現行の法なんだか行政府なんだかよくわからない中共様がこれを裁くことができるのか、ってのも見物。


で、それ以上に、なにか問題があると外の問題に目が入って、本当に必要なことにフォーカスがあたらないようにする、というのは保身の政府の常ではあるわけだけど、日中関係の場合(日朝も無論そうだが)、あえてそのために日本国内のある種の勢力が、真剣に協力している。これって、悪魔じゃないかと私は思う。自己中といってもいいかもしれない。チャイナがらみの昔の話をいつまでも気がすむまでほじくりかえしては捏造して、妄想して、こうかもああかもとやっていても、自分にとっては、あるいは日本国にとっては、特に痛いことにはならない。多少のお金はむしり取られるとしても、国家の本筋ともいうべき国民のものの考え方にとってはそんなに悪い影響は残らない。何かあったらまずじいさん時代の恨みから活路を、なんてことが蔓延する気遣いはない。不満の残る裁判があったら気がすむまでやるべきだ、事後法も道義の前には問題なし、などともならない。


が、相手はそうではないし、その恣意性によってむしろ混乱の度合いを強めてきていると言えるところだ。で、そこにきて有り難いネタを振りまいている人々が日本にいる。私がチャイナのおとっつぁんだったら、日本の左翼は飴を持った悪魔だと思うな。きっと陸一心の義理のおとーさんならそう思ったに違いない。



とても興味深い分析をしてらっしゃる「日々是チナヲチ」さん。

……という4点が昨年の反日騒動の初動期とよく似ています。「民間組織」に後ろ盾があることは言うまでもありません。恐らくアンチ胡錦涛諸派連合に属するいずれかの政治勢力でしょう。


政争勃発か?対日戦時賠償請求、中国での訴訟実施へ。??
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/d/20060403



お家芸の仲間割れが劣化プランが蔓延の原動力、と。なんか、清朝末期にアメリカ人でうそみたいな人リー将軍孫文の支援に、マジでたちあがって云々カンヌンという話を思い出させるものがある。すべてが活劇風とでもいうのか。