日の出はいい

「日はまたのぼる」、なんだそうだ、ニッポン。

The sun also rises
http://www.economist.com/opinion/displaystory.cfm?story_id=4488690

エコノミストの今週号の記事。
冷静に考えれば現状から考えて、日本の経済が復活していくだろうというのは、だろうじゃなくてある程度サイクル的にもそうだろうから、それほど突飛なことをいわれているとは思わない。が、しかし、なんせ、ここ20年間ぐらい悪いことをいわれ続けるのはなれていたためか、くらくらっとした。気持ち悪いほどもちあげられている気がして、腰がひける。この二か月ぐらいずっとこういう調子が目立つが、表紙込みでこうくるのかぁとたまげた。


1997年に、アメリカのCNNを見ていたら、日本で見たことのあるエコノミストのじーさん(日本人ではない)が、もう、日本なんか死んだ、と大騒ぎをしていたことが懐かしい。あれはいったいなんだったんだろう。なにもそこまでいわずとも、基礎学力ならぬ基礎体力がないわけでもない国をつかまえてよくそこまで言うなとたまげたものだった。敗戦を外地で迎えた兵隊ってこういう感じなのかなと(大仰すぎだが)ふと思った。爆弾を投下されるかのように次から次から悪口雑言を聞かないとならないというのはしんどいものだとも思った。


と、エコノミストの記事といえば、「かんべい」さんが要約を書いてらっしゃるのではないかと思ってのぞかせていただきました。10月18日のところに、いつものと違った要約がありました。

http://tameike.net/comments.htm#new


かんべえさんお誕生日おめでとうございます。(全然しらないのに、しょっちゅう読ませてもらっているからついこんな風に書いちゃう)
寄る年波は智慧の皺、心の襞だろうと思ってますので(物理的にどんなに逆だといわれようとも)、齢を重ねられることはおめでたいと私は思います。若くて、勃興期にあるものは跳躍ができるわけですが、年を取ったものが走れないというわけではないですし、とまるで日本のことを言っているようだけど。