日本の履歴書

履歴書は、一般的には市販の用紙に直筆で書かれたものが好まれます。応募要項に用紙が指定されていない場合もありますが、“形式自由”と明記されていない場合は、市販の履歴書を使用する方が無難でしょう。

歴書の正しい書き方、効果的な書き方とは
http://jibun.atmarkit.co.jp/lcareer01/special/resume05/resume01.html


一般的なお答えとしてはそうなのだろうが、しかしなぁとひとりごちる。

職務経歴書はあなたの「知識と経験」を、履歴書はあなたの「人となり」を読み取るものです。


かねがね不思議に思うのだが、採用担当者に必要なのは「職務を遂行するにあたっての人となり」であって、であるならば趣味とか家族構成とかはふさわしいのか。ふさわしいこともあるだろう。でも、任意、オプションではないのか? 


といういわけで市販の履歴書ってのがあるという状態がそもそも、なんでだったんでしょう?とこの来歴を知りたい気もする。でもこの市販の履歴書というのが実効支配的に存在している限り、人々はこれを使うだろうなぁ。市場原理的に。


ちょっと前、日本の人と仕事をしようとして、じゃあレジメでもとなったら、いわゆる市販の履歴書なるものがやってきて、私はモニタの前で固まった。別にその家族構成とか書かないでもいいんですが・・・と、出身地とか中学とか、そんなプライベートなことを知らせてくれなくてもいいんですけどと、焦った。久しぶりに見たのもある。


私自身は要求していない。雇用するわけでなし、フリーの、いわば単発の仕事だったからそれこそできればそれでよし、守秘義務契約書を交わしてくれてそれが実効値を持てる程度に責任感のある人かどうかは、とりあえずメールなり電話の段階でこっちが判断するものだし、当該案件に関係する実績とかで十分だったわけですが。

仕事のための参考資料というより、お見合いの釣書を感じた。