旧知の仲

60歳になる国連のリフォームがはじまるのよ、と150か国だかからの首脳が集まって開催される国連祭り、いや、国連サミットとでもいうべきそれは今日のテレビではなんとなくおめでたいムードで語られていた。そういうものでもあり、そうでもなし、だろうなぁなどちょっと楽しみ。

それは明日っからのお楽しみとして、ぱらぱら読んでいたらイギリスが、やけにチャイナに入れ込んでいるとガーディアンが書いている。

Blair steps up British efforts to woo Beijing
http://www.guardian.co.uk/guardianpolitics/story/0,,1562630,00.html

チャイナに言い寄るつもりらしい。


このタイミング自体はブレアが昨日北京に行ったというスケジュールだからのようで、そこにビジネス界の代表団がくっついていった模様。で、チャイナとイギリスの交流の一旦が出ていた。

About 100 trade missions are planned from Britain for next year, a 25% increase on this year. British exports to China last year totalled £2,378m, while Chinese exports to Britain totalled £10,628m.

Over the long term, Britain could benefit from an influx of Chinese students. There are about 60,000 studying in the UK this year, with the numbers up because of stricter US visa requirements.


アメリカのビザの制限が厳しくなったのを受けてイギリスへの留学生が増えたようだ。その数今年は6万人とある。これって今年いる人は、ってことかそれとも今年の新規か、よくわからないけど。そういえばついこの間コリアの移民(学生じゃなくて)の数が減った、なぜならアメリカのビザの制限が厳しくなったから、と中央日報だかが書いていた。どの程度なのかわからないけど同じ状況なのか。カナダはどうなんだろう?ちょっと不明。


それはともかくブレアに同行した事業家がこんなことを言っている。

He added: "It is an entirely different ballgame, like the United States in the 19th century, a world power emerging and finding room on the world stage."

また草狩り場だと思ってるなぁ、という気もするが、しっかり見てはいるわけで(当然よね)、

"There are two views. One that it is definitely rising and will be the most powerful country in the world. And you have the other view that there are so many problems, with the possibility of the Chinese Communist party losing control and there being instability. It could be a great power or it could end in doom."


ものすごいパワーである一方で、中共がこけるってのもあるわけだからね、とあっさり言う人がいる、と。これはあなに、世界一賭け事の好きな人にしかできない身の乗り出し方とでもいうのか。おとといだったかは、朝鮮ファンド立ち上げますよ、のニュースを拾ったばかりだ。ものすごくハイリスクだろうが、そりゃまぁ、やりがいはあるだろう。


とはいえ、国内にはチャイナとの貿易に対して反対する人もいる。いろいろネタは満載なわけで、最近の話題は処刑された人の皮膚を使って化粧品を開発して、それがEUにも来ているんじゃないですかとの記事が同じくガーディアンに出ていた。
http://www.guardian.co.uk/uk_news/story/0,,1568467,00.html


が、あきらかにブレア、ブラウンは力が入っていると。で、長年チャイナとの関係に携わっている人の言葉を借りて、どんなにチャイナが大事かってことがわかったんだ、と言わせている。

しかし、そんなことを知らないイギリス様ではあるまい、香港をなんのために残したんだ、と言われるあなたが、と思うと、いったい何をしているのだろうかとよーく見ていたくなる。


小泉勝利に関するBBCの記事で、超どうでもいいのだが、超手抜きとしかいいようがないのだが、なんだか面白かったのでメモ。いや、つまらないんだが、なんでこんな記事書いてるの?と思った。

Japan's 2005 poll: voters' verdicts
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/asia-pacific/4236782.stm

有権者の声と題して日本の人に尋ねる、というのはわかる。が、なんでそれが5人なの? でもってそのうち4人は写真付き。二人は、小泉さん勝ってうれしいわ、二人はネガティブ(これはマジックだ、普通でない)、もう一人はがっかりしてる。この比率もどうかと思うが、それ以上になんでよ?なのは、それぞれの人の取材地が、東京、沖縄、長崎、真庭、根室。これってこのへんに取材に出てたってことなんだろうか・・・。どうして? いいけど。