強い

ブレアが勝った。というかハワードだめすぎ、って気もするが。

Blair: I've listened and learned
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk_politics/vote_2005/frontpage/4521627.stm


保守党がダメすぎっていうこともあるけど、でも、ブレアのよくわからない人気みたいなのも労働党を駄目にしない、話になんないぜあんなの、とはしない一つの要素のような気がするなぁ。よくわからない言い方だが。


欧米の政治家はそんなに年とってない人も多いから別に52歳というのが特別若いとは言わないにせよ、なんつたって、子供を作った首相というのは相当に特別な気がする。どうってことない気がしていたが、ここにきて、なんつたってかんつったって「five-times-a-night-man」などと言われていることを見ても、さり気なくこの、ある意味で「ライブ」、生きてまっせ、なんつったって感覚(笑)が微妙に影響しているのではないかと考えてみたくなる。生殖活動に従事している首相なんて考えられない@日本。


「five-times-a-night-man」って、ご存じない方もいるかもしれませんが、ええまったくお下品な冗談で、一晩に5回の男って、あんたなぁ、眠れないだろうが、だが、それでもあんだけ元気にしゃべくり倒している現実が、すべてを極めて単純な意味に落とし込む:あの男はエネルギー満タンだ、と。real hunk!(いい男)、なんて言う人なんかもいるようだ。


なんか、こういう具合にリーダーが決められているって興味深い。北米、ことにアメリカではないような展開じゃないのじゃなかろうか? アメリカ人ってセックスに関しては辛気くさいか病気かどっちかみたいなリアクションをしがちかななど思ってみたりもする。5回男が病気じゃないともいえないわけだが。


いや、もちろんそんなことだけで選挙の雌雄が決せられるわけもないが、でもこういうなんとなくの背景のムードって大事だと思う。


従って、5回説がスキャンダルめいたように流れてそう取っている人もいたように見えるが、これって、「追い風」を吹かせたってことじゃないかと思う。誰が流したんだろう? Sunに答えたのが流れたって聞いたけど・・・。


その2


ブレア英首相 3期目の多難な船出
http://www.asahi.com/paper/editorial20050507.html


朝日の社説。最も事態から遠い社説のような気がする。

かつて7割を超えた支持率は3割台に落ち込んだ。カリスマから普通の首相になったブレア氏にとって、いかに有終の美を飾るかが3期目の課題だろう。


こんな感じには見えないんだが・・・。「有終の美」を飾ろうみたいな年より臭いところがないところが、ブレアのというよりイギリス系の政治家の良さでもあるし、唖然とさせられるところでもあるように思う。

今月29日にはフランスで、EU憲法国民投票がある。事前の世論調査では成否の行方は微妙である。もし批准が否決されれば、統合推進に前向きなブレア首相にとっても痛手は大きい。


そうなのか? 痛手でもないような気がする。もし全体として反対が強ければ、ブレアがなんていっていようともそれでまぁいいでしょう、になっていくのじゃなかろうか。でもって、賛成ってことはないように思える。