今日わたわたしながらラジオをつけっぱなしにしていたら(いつもこんなんだ)、珍しいことをいっていた。


CBC(カナダ国営放送)のニュースサイトにあった記事の一部分がほぼそっくりそれだと思う。


Tokyo calls for end to anti-Japanese demonstrations in China
http://www.cbc.ca/story/world/national/2005/04/11/textbooks050411.html

Japan has been China's biggest aid donor, helping it build its roads, subways and airports. It is also one of China's biggest investors. Last year China replaced the United States as Japan's biggest trading partner.


試みに訳せばこんなこと。


日本はチャイナの最大の援助国で、チャイナが道路、地下鉄、空港を作る助けをしてきた。また、日本はチャイナの大きな投資国でもあり、昨年、日本の最大貿易相手はアメリカからチャイナに変わった。


チャイナのいわゆる反日デモについては、昨日日曜はもう朝から何回いってんだいってほどだったが、今日は少しまとまった解説みたいな時間で取り上げていたようなのだが、その時の話。中身は、デモに来ているチャイニーズの、俺たちはチャイニーズだからどうしたこうした(ここ覚えてない)、といった声を拾っていて、そのうえで、しかしながらチャイナの政府もこれら極端なナショナリズムには頭をいためています、で、上の文章が来た、といった構成だった。あ、あとほぼ60年前の話です、というのもいってたな。全体として、半年近く前にクリップした「Times」の趣旨と同じといっていいかと思う。



(それそのものってなスクリプトを見つけたらアップする。探せなかった)。


China 'crushing Muslim Uighurs'
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/asia-pacific/4435135.stm

こっちはウイグルムスリムをいじめてないですかね問題。BBC


そうそう、今日街を歩いていたら、多分チャイニーズかなって女の子にビラを手渡された。法輪功のいうところの弾圧で、孤児になった子供が数千人もいる、これを助けるためのコンサートに来てね、というやつだった。今日歩いたのはチャイナタウンじゃないんだが、チャイナタウンでしばしばビラまいてる人は法輪功関係者なのじゃなかったかな。あまり注目していなかったが。


いやこのなんだ、粉かけられてるのって、日本のごく一部だけって気がする。粉かけられてるって、つまりこう目くらましにあってるってこと。

アジア、とりわけ中国との関係は、日本の外交にとって最重要の柱のひとつとなってきた。侵略戦争の過去をどう清算するかというだけではない。体制の違いを超えて隣の大国と安定した関係を築くことは、将来の日本の安全と繁栄のために欠かせないという判断があったからにほかならない。

http://www.asahi.com/paper/editorial.html


体制の違いを超えて、っていう体制をこの人たちは勝手にイデオロギーの問題にしてるか、少なくとも所与にしてる気がするけど、そういうことじゃない、その「体制」=国家をどうしたもんでしょうか問題になってるってことが今日であろうかと私は思うわけだが。

●根底には首相の靖国参拝


ってか、これをトリガーにするもしないもチャイナの出方次第だったわけでしょ。ネタを放られて食い付いたら負けだぜ、がははのは、で嵌められた日本の過去を考えたら、こんな馬鹿な社説は書けないと思うが、ま、オーニシの仲間だと思えば別にいいのか。