頭をあげる

日本の国連安保理常任理事国入りなどを巡って中国で反日感情が高まり、現地に進出して いる日本企業が抗議行動の標的になるケースが相次いでいる。政治的な問題をきっかけに 日本企業が狙われた形だが、「いつ何を理由に排斥運動を受けるかわからない」(現地駐在 員)と新たな「中国リスク」に対し、日本企業の間に困惑が広がっている。

http://www.asahi.com/business/update/0405/001.html?t5



マジでシャレになってないと思う。「いつ何を理由に排斥運動を受けるかわからない」ってのをリスクっていうんでしょ。


今のところこういうことを朝日は、
「日本企業が標的、広がる困惑 中国で反日感情高まる 」と見出しをつけて、取りようによっては高まらせた日本が悪いとでもいえそうな書き方をとってるけど、もはやその因果関係を気にしている場合ではないからリスクになっってるというのが現実だと思う。


わかってりゃ対処できるんだから。再度再再度書いてるように、コントロールできるんだったらそれはまだいい、がしかし・・・なんだってこと。


こんなことを3/29日付けで書いていたらその後の行方はおこがましいことながら自説を裏付けるようなものばっかりで正直暗澹。

しかしながら、事態はもっと深刻なんじゃないのかなと思うのは、諸々のことがあちら様の規定方針通りならばそれはそれなりにまだいい、が、しかし、ひょっとしたら、uncontrolledも込みなのかということになったらと思うとそれはもっと大変。

http://d.hatena.ne.jp/Soreda/20050329



で、突発的な暴動または暴力的なムードのターゲットが日本だというのは嘘ではないが、ではその他の人々が関係ないかといえばそんなことはないわけで、こっちで会う人の個人的な意見を見聞きしていても、チャイナの「リスク」については結構確信を持っているようになったという事情も同時に見ておく必要があると思う。


つまり、反日というのはトリガーにすぎないってことで、ここに過度にフォーカスすると、日本がおとなしくしていれば、または謝罪すればとかなんとかすればすべてがまた昔(10年前とかそのぐらいの)に戻れるかのように考えるのは誤りだということだ。