ここからのものの考え方を模索する


ここからのものの考え方を模索する、っつてもいろんなフェーズがあるわけで政治思想系統の混乱の収拾が最も期待されるところではあるが、政治思想って、上澄みは上澄みなんだと思う。多くの人にとっての思考のフレームが若干でも変化し、変化しない人も残り、変化が火急な人もいれば穏やかな人もいて、といったプロセスをこなして、ものの考え方の枠組みに時間的な過去との対比においての変化が顕著となる。この時の現実をとりまとめるのが政治思想の役割だろう。だから、それ以前には捨て駒やぶり返し等々のある種のノイズをも含んだ多様な言論戦が必要となる。


つっても現実に何がどう変化していくのかわからんけど、今ってそのフレーム拡張期なんだろうなと思う。午後に聞いたラジオのある種の文芸番組みたいなもので、「The Next Englitenment」という著書が紹介されていた。この番組は著者にだ〜っとしゃべらつつ、ホスト(ホステスだが)が突っ込む突っ込むでかなりフランクな話を聞けるのが楽しい。(フランクっつっても本の中身に関係ないようなことが話されることはない。多分数少ない例外が、この間書いたスーザン・ソンタグが亡くなった時だったかもしれない。トロントに来た時のインタビューをあまり編集してない様子で放送していたから)


「The Next Englitenment」そのものがここからの、この次の啓蒙なるものになるかどうかはわからないにせよ、こういうタイトルが出るフェーズなんだなとは言える。


(タイトルに惹かれているだけであんまり好感しているってわけではない。もとより今日はじめて知ったので読んでない。ただし、インタビューでもそこに時間がさかれていたが、啓蒙主義の啓蒙じゃないからこそ次の啓蒙だっていう発想はいいなと思った。もっとスキルフルで現実的な本のようだ。買って読んでから言えよ、だが。)


The Next Enlightenment: Integrating East and West in a New Vision of Human Evolution