自由と民主主義戦法の時代なわけだが

ふと、先週土曜日の冷泉氏の文章を読み返した。

もしかしたら、これは意図的なのかそれとも本当に氏の内的な真実としてはそうだということなのかわからないのだが、

どうやらアメリカ政治の「空白」の正体が見えてきたようです。激しい左右対立を受
けて、理念論争の不可能な時代が来ています。そのくせ、政権内部には実務的なレベ
ルから積み上げて政策をまとめきるプロの存在は見えません。その結果として、大き
な判断は大統領に集中し、その大統領の判断基準は極めて単純な「決めつけ」から出
ている、そんなところではないでしょうか。この構造は、小泉政権の権力構造に驚く
ほど似てきています。


これはちょっといただけないのではなかろうか。「空白」ではないでしょう。むしろ、世界政府主義者的なアイデアを持った集団が軍事力を持ったところのネオコンが当初のアレルギー的な際立ち方を終えて走ってるということは、過激な自由と民主主義で押すという戦法が一義的に是になっている;ウクライナを見よ;北朝鮮もそうかもな;アフリカには仕掛けをね、ということだと思うんですけど・・・。*1)


このへん、ちょっと民主党内部的な人の意見を参考にしていたら事態を見誤るのではなかろうか。これは好き嫌いの問題じゃなくて。


あと、長々と移民と運転免許証の問題を論じていて、その運転免許証によってIDが確認されたことによって選挙権が発行された可能性があるのではないのか、という民主党への疑義が書かれていないのはあらら、だ。日本では「かんべえ氏」が伝えていた。それは噂にしても。
http://tameike.net/diary/nov04.htm



1) 無論、このところのチャイナ関連の「暴露」的なものも無縁ではない。全部、「正面」だ。アメリカって恐いよなとしみじみ思ってる私だったりしているわけだが・・・。