意地悪くみれば…


と、上で見たような記事が続いた後、

Leave the Past Behind
http://www.time.com/time/asia/covers/501041129/chinajapan_vpt.html
過去を捨ておけ

過去で論争なんかしてないで将来のことを考えろ、と、「前向き」の 態度を取ることをすすめている。


そして、ヤスクニがこの問題を引っ掛けるキーになっていることを著者は見ている。そんなこといったってこの巡礼は止まない、だってほんの一部かもしれないにせよ右翼は自民党の票田なんだぜ、チャイナが何を言ってもやってもダメだ、と語る。
[捕捉:文字化けが直らないの文意そのままで文を直しました。なんで化けるのよ。11/25]


右翼だけが推進しているわけじゃない、と異論のある向きもあるだろうが、ま、引き方としては悪くない相談だろう。今回の号は「viewpoint」としてこの見解を述べるために営々証拠固めをしたとも言えるだろう。

[捕捉]
なんというか、靖国問題ってどこまで行っても国内問題ではあるので、端から見たらいちいちこれが引っ張り出されて大国の懸案になるというのにあきれてしまうとしか見えないのではなかろうかといったところか。


しかしながら、意地悪く言えば、チャイナが差し出している「歴史だよ、歴史」とは、日本だけを脅しているようでいて、アメリカをはじめとした西欧をも脅しているとももちろん言える。何度も言うけど、チャイナがクレームしている問題をもし本当につらつらと眺めて背景をしっかり探ろうじゃないかとなったら、真珠湾のジャップが卑怯者なら、どういう理屈があって戦争前から蒋介石を助けていたのです、アメリカさんとか、租界を作っていた時にいた国々の人びと、当時と今では言っていることが違いませんか、果ては、戦後の幕の引き方について今までの見方ではどこかおかしくないですかという視点が必ず立ち上がる。となった時、やっかいなのは、チャイナだけではない。


そういうわけで、まぁいろいろだが、基調としては、「あるレッド・ヘリングの終わり」と考えていたのは多分間違ってはいなかったんだろうと思う。どうでもいいが。
http://d.hatena.ne.jp/Soreda/20041116