なんでもいう

実際どのぐらいの企業が北米から大陸中国に行っているのかなんて話が出たので、ついでにトレンド確認のためにFinalcial timesを開ける。いやぁ、大したもんですねぇ、さすが中華とでもいうのか。


China tells US to put its house in order
http://news.ft.com/cms/s/f16a4694-3cb1-11d9-bb7b-00000e2511c8.html


チャイナが、アメリカにオマエん家ちゃんとしろよ、と言う。と、こういう感じでしょうか。

FTとのインタビューの中で、中国人民銀行副総裁李氏(Li Ruogu, the deputy governor of the People's Bank of China)が、他の国に自分の経済の問題で文句を言うなとアメリカに警告した。

「チャイナの習慣では、自分の問題で他人は絶対に批判しない」と中央銀行オフィシャルは語った。「過去26年間、私たちは世界に圧力をかけたり問題を押しつけたりしたことはない。アメリカはこの逆の態度だ。問題があると他人を批判する。」


思わず、あはははと笑ってしまった私ではある。他人のせいにするな、ってざっくり言えば日本の習慣だと思うけどな。言い訳が下手で下手で下手で、つまり言い訳が下手だから西欧基準の謝罪とか申し開きができないと私たちの国は一体どれだけ苦労したことかと思ったりする。閣僚とか政治家は平気の平座ってこともままあるが、基本的に日本人の言語生活、ことに英語の発話が上手くいかないのは、自分に誤りがあると小さくてもそこにこだわって、「いえ私も悪いですから」と言い出してしまって言質を取られるってなことが大きく関係していると私はかねがね考えている。別に特にいいことだとは言わないが。


で、一般的評価としては、アメリカ人もチャイニーズもあくなき言い訳大臣だと思うけどなぁ。あははは。よくここまで言えるなぁと感心するが、まぁFTも気持ちよくは思ってないからこういうタイトルになったのだろうし、最初のセンテンスでは、成長する経済の自信で、ワシントンに、blunt adviceを呈した、と書いている。bluntは最大限譲って、率直、はっきり、しかし普通これは良い意味ではなくて、無礼な、不作法なという感じか。


でも大丈夫。今は世界にとってチャイナとはマーケットだから。双方ともに喜んでいるんだからそれでいいのでしょう。*1)


JPモルガン:中国市場への進出機会拡大を熱望
http://news.searchina.ne.jp/2004/1122/business_1122_001.shtml

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JPモルガン・チェース中国の李小加・主席は、中国国際金融フォーラムに出席した際、外資の中国市場進出の機会をもっと拡大するよう海外の投資銀行や証券会社は熱望していると述べた。21日付で中国新聞社が伝えた。

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早くお金の流れを整理してきれいにして、有利な条件で乗り入れるという腹なのだろうが、それも大変そうだよなぁとは端から見ればそう見える。でもそれこそがアメリカまたはそれに隠れたその他先進諸国の希望ではあるよね。あとは大きな契約、武器とかインフラとか飛行機とかの輸入先。小回りの効くものも乗り出しているけど。で、日本はいくらかも糞もなく若干違っていて、製造業が行ってるように見える(ってかそうだろう)。この先大丈夫なのかといろいろ懸念されてはいるが、どうなんでしょうねぇ。またもや、大陸の真ん中で取り残されたみたいなことにならないと言い訳ですが。