逃げる

昨日の続き。
売春万歳騒ぎは新鮮な驚きとして取っておくとして、その下の方に書いた不法移民について。これって多分Sコリアとしては、来るべき事態に際して自分とこも言葉は悪いが身ぎれいにしておかないと法執行の妥当性が疑わしいってこともあるのではないかと考えることもできるのだろうかな、など思う。


なんせ北の寿命はどう考えても長くないからだ。どうあれいつか体制は崩壊する。その時その体制内の人々をどう受け入れたものかはどうやっても深刻な問題だ。しかし同時に、マーケットの拡大に可能性を見いだしている人なんかもいる。中国国境でのお商売も盛んだと聞く。少ない人にとっては動乱はビジネスチャンスなんだから、気が立って仕方のない人なんかもいるだろう、やっぱり。
(李教授の言辞が受け止められているのかどうかは知らないが、ある程度もし理解を呼んでいるとしたら、現実に起こっていることから、1つの大きな類似がそこに見えるからではないという気もする。資本主義的な考えのない人々、すなわち貨幣経済、商品経済的、もっといえば私有財産性を根本的に理解していない人々を前にして人は何をするのか、だ。ま、北朝鮮は別に文盲でもなければ重工業もあるんだからそんなむき出しの事件でもないわけだが。)


で、韓国社会でもなかなか定着できないからなのだろうが、



北朝鮮人権法誤認した脱北者、米国密入国企図相次ぐ」
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/11/19/20041119000075.html

                                          • -

韓国に定着した脱北者らが米国の北朝鮮人権法を誤認に、米国政府から簡単に亡命許可を受けられると判断、不法に米国入りを図るケースが相次いでいると、米国のラジオ・フリー・アジア(RFA)が19日報じた。 (中略)「韓国に居住している脱北者たちの間で、『誰もが米国に入国でき、最高4億ウォンまで定着金をもらえる』という誤った噂が流れている。米国入国を扇動するブローカーを警戒しなければならない」

                                          • -

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/11/19/20041119000075.html


またブローカーか、なんだが、なんというか、かんというか。気の毒だとは思うが、もう少し国家とか、そこに移り住むことについての根本的な理解及び態度を国というのか朝鮮の人びと全体として考えなおさないと、ちょっとマズイことになるのではないかと私はかなり真剣に心配してる*1)。もちろん日本にとってもそうだが、なんつーか、ぼんやりとした不安ではあるけど、北米での評判が落ちてきたら、まずくないっすか?というのはとてもあるのだがなぁ。でもいいのか、明るいからとか思ったり。


でもってそれは、

在日韓国人評論家の辛淑玉さん、18日にソウルで講演
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/11/16/20041116000058.html

                                          • -

辛氏は今回の講演で日本社会から差別を受けてきた同胞たちの生活像などを告発し、これらのため日本政府に応対してきた自身の活動などを紹介する予定だ。

                                          • -

こんなことでは絶対に解決できないわけ。同胞を商売のネタに使うなよ、いい加減。