私たちは市民生活を営もうとすべきなのだ、もし平穏な世界を望むのなら

[学校占拠テロ]「毅然と立ち向かうしかなかった」
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20040903ig90.htm


プーチンがすべきなのは領土内で起こった犯罪を取り締まることである。テロに毅然と立ち向かったか否かなど、そもそもなんで読売が判定しないとならないのだ? 何を考えてるんだ、有楽町あたりでどうせ一杯ひっかけて帰る算段をしてるくせに。結局市民生活のすみずみをウォッチすることの退屈さよりも、戦争時代の記事の方が楽だというのがまるわかりだよ。若い頃ならマトモに憤慨したかもしれないが、年を取ってくると、これ書いてる人って概算で同世代、ひょっとすると同級生かもしんないんだよなとか思うと、なんかこう考えてること、あるいは書きながら揺れる振幅に想像がつくようになって、なんかさぁ、あんたその仕事向かないんだからホントはもっと早くにやめればよかったんだよな、そうなんだオレもそう思うけど、でもローンもあるしさ、とかそういう会話が字面の向こうに見えてくるようで、憤激する気もなくなる。


さっき、チェチェンの報道とプーチン批判とクリントン心臓手術説と、フロリダのハリケーンの動向とといった盛りだくさんのニュースの合間を塗って、西の方の公務員のストのニュースがあった。で、ケベックとかオタワの公務員もストを構えているらしいと伝えていた。ストがあるってなんて平和なんだろうかと私はふと思った。とはいえ、もちろん、食料遅配で、棚にモノがなくてとやがて来る体制崩壊を予想させるストだとしたらこうは言えまい。だけど、どうだろう、テロ、戦争の世の中と、どうしたもんかとすったもんだのあげくのストだらけの世の中とどっちがいいのだろう?