お世話になっている戎棋夷説さんの日記最新版。
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「難民申請を別にすれば、フィッシャーの拘留期間は60日である。畏友が計算したら期限は9月11日だった。」


なんなんだろうこの話。
その前に、基本的に日本の側から考えた時の問題点は、ボビーのパスポートが無効になっていたことの経緯を確認せずに処置を行ったこと、かな。だけど、それってなんというか、確か最初の頃に英語圏の記事で書いていた(確かNBCか?)ように、フィリピンの大使館は近々ボビーが来るかもよ、そしてそのパスポートは無効だとの知らせがまわっていたらしい。ということは、日本にもありだろう。ってことはとても政治的な身柄の拘束という認知が先行して通常の手続きどころではなかったといことか。そして政治的というのなら、パスポートが無効になるってあ〜た、そういうことが法的に規定されているとして、それが例えばユーゴに言って対戦を行なった日付けからの近い日付けではなく昨年で、ボビーの身柄の確保が今年なのか、このあるい意味で法執行としての正確さを欠いた処置は何なのか。ま、反ユダヤ、反イスラエル発言が影響しているのかと誰しも考えたくなるのがまずは順当。しかし、だとしたらそんなことでパスポート剥奪ってなんだよ、と考えをすすめることもできる。妥当だ。ま、後半は日本の法執行としては関係はないが。

と、整理して考えるとなぜこの問題が起こっているのか実は不可解だらけではある。

ちなみに、日本のメジャー新聞はこの間「無効のパスポートを持った」という書き方をしてきてなぜ無効なのかにはあまり触れていなかったのではなかろうか。私がざっと見ていた範囲だから誤差はあるだろうが。で、このウソではないし日本側にとってはそういう視点でも決して間違いでもない書き方によって、多分多くの人が誤解しているのではないかと私は想像する。つまり、滞在期限が切れているのに居座った、ああまたそういうガイジンね、みたいな。