申し訳ない→ありがとう

申し訳ない、と思った瞬間に、大声で「ありがとうございました」って言ってみるといいと思う。騙されたと思って。きっとそうすれば、自分が他人に対してどういう位置にいるのかわるし何かが確実に変わります。


春先の人質事件の時にも書いたけど、日本人の多くの場合、ごめんなさいとありがとうの垣根はとても低く、どちらも同じ感情を場に応じて表現していると思う。しかし言葉は意味を持ちこの意味がその言葉によって他者に伝わってしまう。その時、ありがとうとごめんなさいは分離してしまう。そしてありがとうと言われた人と、ごめんなさいと言われた人の反応は異なっていく。


井上康生選手はこの機構のある種の犠牲のような気がする。しかしそれはご本人によってではなく。