米兵は難民となれるのか

米兵は難民と呼べるのか、という件については、私はよしんば法的に満額でそうであったとしても、なお心情的にざらつく。これは今年の春先にも言った通り。生な感情としては、あんたらの国がイラクに攻撃をしかけたそれそのものを考察してくれない限り、全員罪人だ、みたいな感触をぬぐい去れないからだ。

とはいえ、まぁねぇ、米兵がいなければ戦争もできないわけだから(傭兵するにせよ、正規兵が集まらなかったら社会的には戦争はできまい)、脱走兵が増えるのはいいことなのかもしれない。

と、ざらつくきっかけは、先週の終わりに街を歩いていたら降って来た。横断歩道のところで、おにいちゃんたちが、一人がブッシュのお面をかぶって、もう一人がチラシを配っていた。見たら、米兵でカナダに難民ステイタスを求めている人を助けませんか、のピースフォーラムなるもののお知らせだった。

ざっと見たら、あれ、でもこの脱走兵さんの名前は、世の中に出回ってる人と違うなと思ったので、五歩ぐらい歩いたところを引き返して、「これって、新しい人なの? 私が知ってる名前じゃないよこれ」って言ったら、おにいちゃんが、そうそう、有名なのはヒンツマン(私、そうそう、と合の手)、でもこいつ、Brandon Hugheyは知られてないからさ、こっちも知られるようにしないとなんだよ、とチラシを指す。17日に、このBrandonが話しをするそうだ。場所は、教会。

脱走するという人は自分の取った行動をどう考えているのだろう? かねがね疑問だったのだから、いっそのこと行って聞いてみようかな、とちょっと考える。どうだろう。ちょっと興味を持ってしまう。そういうわけで、もし時間があったら、いや時間を作ってでも行ってみようかしら…。

さらに、そのチラシの後ろによれば、8月29日には、ニューヨークで巨大デモの予定らしい。
Stop Bush in New York! だそうだ。