その他選挙雑感

中村敦夫氏はどうして単品で出なかったんだろう? 東京で取れそうもないからかなぁ。そうだろうな、きっと。でも女性党ができたところで「みどり」的にはダメージだとわかっていただろうに、いやしかし、東京ぐらいしか取れそうもないものなぁ。もったいない。


いやいやしかし、自民党というのはもうヨレヨレもいいところなんだなぁとしみじみ。
スキー選手にプロレスラー、野球監督って、あんたら何ものだと言いたくもなるけど、要するに名前を書いてもらいたいからそういう人を登用しているだけだろうが、個人的に気になるのは、この場合あきらかに「名前貸し」になった人々にはそれなりの対価が行くんですよね、きっと。どのぐらい「おいしい」ものなんだろう、この凋落の自民で・・・。どのぐらいでもいいけど、古葉時代のカープが好きだっただけに、けったくそ悪い。そのうち山本浩二も行くんだろうかな。でもその頃自民ないかもしれないからなぁ。


ただ、そうはいっても、ではどうしてこの凋落でもここまで善戦できているのかといえば、誰でも知っている通りの創価学会様様状態が一方にあり、他方には、隠れたアジェンダたる「日本」問題があるからだろう。まったく気づかず「従来通り」の人が基礎票だとしても。つまり、この前小沢氏が苦衷を表明していたような永住権保持者の地方参政権に象徴されるような、というか、ぶっちゃけ朝鮮問題というべきだろう問題によって、いいやオレはこっちを選択するという人が古層と新層に渡って存在する。しかし、だとしたらこれって結構スパイラルだと思う。

他方、民主はといえば、小泉的手法+半分創価学会じゃんか、で、もうこんな自民は間違いだ、となって流れた地方票によって成立している部分と、従来からの都市部反自民票で成立している。つまりここは実は、アンチの吹きだまり。そして伸びない理由は、上のぶっちゃけ問題が底流にあってより都市民的なところで人が離れているってことだろう。そして、実はこっちもスパイラル的。


要するに、とてもへんな形でこの二つの党がメジャーになっている。両者にとってあきらかに問題であろうポチ問題を忘却した形で。

そしてこの不安定状態はしばらく続きもするだろうと私は考える。相互に錯誤しあいながら。なぜなら、「この国を想う この国を創る」(自民党)、「国民とともに、新しい政治、新たな日本を創る」(民主党)と、考えようによっては相当に不可思議な(だって、既にそうとうできあがっている国だ)日本国想創造合戦になっていることの意味を開こうという大マスコミはなく、かつ、分析型の人間がメジャーになることもなさそうだからだ。したがって今後も言論環境は主観主義的な、正邪論争がメジャーであり、その周辺にあたかも叩かれるがために存在するような分析的知見が遍在するという形になりそうだ。


なんつーかこー、分断統治でしょうかとまた思うんだが、一回マインド設定が宗教 的(考えさせない、全称命題的、正邪論法的、そしてバチが当たる等懲罰的)になると脱出はとても難儀だ。だからこそ分断統治は宗教的なものの復活を含めた創始が現出されることになるのだろう。逆ではない。