ヘルスケアシステムとライフスタイル

今日は暑かった。天気が良かったというべきかとも思うけどこれ以上暑くなってもらうのはイヤだ。どうしてこう、ぬくぬくとか、ひんやりとかぐらいの曖昧で心地良い気候がないんだと毎度思うのだが、ないものは仕方がない。

カナダは総選挙の選挙戦真っ最中なのであちこちで言論戦が繰り広げられている。主な焦点は毎度お馴染み、ヘルスケアシステム。ようするに健康保険制度ですね。ヘルスケアシステムはカナダ人の誇りだ、というところまではだいたいコンセンサスがあるのだが、それをどうするのかで常にもめる。大雑把に言えば、この10年ぐらいで「じり貧で」民営化の方に寄ってはいる。で、じり貧でと書きたくなるのは、どこまでをどうするかがちゃんと決まってないから、病院とか検査といった場の持つキャパが小さくなっていて(人が足りてない)、長大に待たされることが多い、でも外から見れば確かに医療はタダだ、という形になっている。

そのうちもう少し詳しくレポートしたいテーマではあるんですが、私の考えでは、中産階級の人びとが増えこの層の生活が個々に効率性追求になると、タダでちゃんと見てもらえるよりも多少でもお金はらって早くしたい方が選好される。これを過疎部などとも整合性を持たせて説得力あるアイデアにするのは意外と難しいということかなと思う。だからといって歯止めなく民営化しろっていうんじゃない。どっちにしても一律ってそれほどいいことでもないんだと思うんだな。

しかし、自分で言うのもなんだけどここまで都市型のマインドを持った人はカナダ全体では全然多くない。しかし私の見るところでは確実に増えて行く。それに併せてどうすりゃいいんだ、が今問われているのかなとも思う。だから医療費に値段が付いた、イコールで、社会福祉の後退だ、ではないと私は思う。

そう考える私はだから、国防策でミサイル防衛網を作るぞーとか言わない人たちが主体だったらここでは保守党がかなり好みなんだけどなぁではあるんだな。それなのに去年から、お前あきらかにネオコン万歳って言ってただろうが、という人たちが保守党に合流しているので、もうどう考えていいのかわからん。リベラルは、いいんだが3期やったら私はやっぱりちょっともう長すぎると思う。

書きながら、何をいってんだよなぁ50年でも平気なくせに、とそりゃやっぱり思う。