NYタイムス、イラクネタのいい加減さを認めてしまった

これもまた情報戦の一つだとは読むけど、でもすごいね、NYタイムス。
http://www.nytimes.com/2004/05/26/international/middleeast/26FTE_NOTE.html?8dpc

イラクがらみの情報は、ちゃんと確認してなかった。ちゃんともたらされた記事が事実かどうかを確認する手続きを怠ってた、つまりいい加減な情報を出してしまいました、って長々と、From the editorsとして表明している。

しかも、トップページではニュースが流れてしまうけど、トップ右側の、Internationalセクションへの扉に流さないで貼ってる。見ろってことだ。

そんなことは半分わかってただろうが、と言うことは簡単だがともあれこうやって認めることがまず一歩ではあるなと素直に受け取りたい気もある。

そして素直じゃないけど善意に取りたい方向としては、こうすることによって、もうこの状況をやめませんかという呼びかけになることを期待しているのだろう。

素直じゃなくて悪意に取った場合は、ネオコン組と別のフォースを応援していますので、ネオコン討伐体に参加するのには手段を選んでいるところではない。だけどジャーナリズムにとって自らの誤ちを認めることはなんら恥ずることはないから、どっちにしてもNYタイムスは傷付いてはいるにせよ、それで強くなる可能性だって秘められるわけではある。

悪意中の悪意としては、ワヤになる前に泥舟脱出、ってことだろう。だけど、元気で前を向けるソースが生き残るのは結構なことなんだからこれでも悪くない。

結果として、どういう方向から見てもこれを歓迎できない人はいない(いや、ブッシュ派は歓迎しないかもしれないけど・・・でもそうでもないよな、きっと)。おそれいりましたNYタイムスでしょうか。さて、ご飯。