アメリカ兵が難民だぁ?と腹だたしく思ったわけ■2004/02/29 (日)

アメリカ兵は難民なのか問題は話が下からでは読みにくいので、blogに逆に張ります。http://d.hatena.ne.jp/Soreda/20040228 さて、一昨日はそう書いたものの、街を歩いていて、まぁなんにせよいろんな理由があって来た人ばっかりなんだから、そういうのもありなんだろうな、と、この初期設定値としてのオープンさを痛感するカナダではあります。トロントですが(いちいち書くわけは、実際それぞれの都市で本当に差があるから)。

が、さはさりながら私がどうして、アメリカ兵が難民だぁ?と腹だたしく思ったかと言えば、やっぱりなんといっても、カナダは移民法が緩くてさ、気前よくテロリストの拠点にさせてさ、とかなんとかさんざんアメリカ人が言っていて、911以降、アメリカの危機がまるでカナダ側が「あぶない」からだと言わんばかりの論調がままあったから(NYTみたいな新聞とて例外ではない)。アホらしい。

この視点は下の方で書いた空港の様子とも同期ですね。私が深刻に腹を立てるのは、アメリカに入ろうとすると、みんなここに住みたい、と勝手にアメリカ人が考えていることでしょう。パスポートをチェッ?靴泙?襪里發修譟??阿蓮嵒法滞在」を狙ってるだろう、ええ、どうだぁ、とばかりに係官が責め立てる。日本の人でも心当たりのある人はいるはずです。ただみんな911のせいかも、と「自発的」に遡って正当化してるかもしれないけど。

みんながみんなアメリカに住みたいと思ってるわけじゃない、っていうのが本当にか、洗脳されてるのか、わからないらしい。

さらにはあのSARSの騒ぎも忘れないぞ、私は。敵は外から、って嘘に決まってるじゃないか、だ。

そんなことをしつつ、自国の兵隊がカナダに「難民」申請だぁ??っていうのは、アホらしくて聞いてられないって気になったわけ。お前んとこなんとかせいよ、と。昨年も260人だかが申請しているらしいし、それ以外で出入りする人も多いでしょう。

その上、この難民申請した米兵はまた、まだ認められていないのにもかかわらず「みんなもこうやって兵役を拒否してカナダに来ればいい」(Guardian記事)なんて言うから尚私の頭を熱くさせる。この図々しさはなんなんだろうか、と。