カナダで「避難所」を求めている「戦っている」

と記述するのはフェアなのかと書いたが、配信されているすべての記事がそうだというわけではないので、以下念のため、どのように取り扱われているかの例。

Quaker deserts as unit deploys
部隊の展開にともなってクェーカーは脱走
http://fayettevillenc.com/story.php?Template=military&Story=6185924

この記事がこれ関係で最も詳しいご本人の談話、写真のあるところ。後の記事は私のみた限りみんなここにあるコメントを入れているからこれが最初なのではないかと思う。兵士さんの住居のあったノースカロライナの地場新聞。兵士さんは、もともとは仏教に興味があったが、クェーカーの集会に出るようになって、住居のあったノースカロライナトロントのクェーカー教徒の教会が仲介に入る形で、現在トロントの教会関係者の保護を受けている。

で、地場トロントの新聞のは下に書いた通り、

U.S. soldier seeks asylum in Canada
米兵が、カナダで「避難所」を求めている

asylum、アサイラムは、日本でよく網野氏などが言う「アジール」と同義でしょう。だから、駆け込みしている、と地場は捉えていて、さらには、この記事には、上述のクェーカーの下りが出ているから、多分多くの読者は、クェーカーが匿ってるんだったら、ま、当面大丈夫そうだな、ぐらい思ったのじゃなかろうか。教会はアジール的だから。

で、問題は、

US soldier on frontline in battle for refugee status

ガーディアン、イギリスが、難民ステイタスを巡って戦っている、と書いている。

勝手だよな〜(笑)。さすがイギリス、さすが腐っても帝国。自分んちに米兵が逃げ込んだらどうするんだ?

で、こういう兵士が出るのは要するにお金に目がくらんで見境なく兵隊になったという事情があるのは今や世界中の人、除くアメリカ人、が知っている。「サインナップする前に考えなおせ」という活動なんかが地場アメリカにあるけど、全うだ、としみじみ思う。兵士になる人が考え直さない限り、先はない。だからこそ巨額の資金を投入してアメリカは兵士マインド養成をしている。

http://www.objector.org/