連邦政府は、公聴会を開くことになるっぽい。

■2004/01/30 (金) アラーのケース動いてはいる

連邦政府は、公聴会を開くことになるっぽい。
Liberals call inquiry into Arar case
http://www.globeandmail.com/servlet/story/RTGAM.20040128.warar0128_3/BNStory/National/

ただ、副首相が、アメリカに限らず関係諸国の秘密を漏らすようなことはしない、心配ないと言っていることからすれば、それなりに限界線を設けている。
http://thestar.com/NASApp/cs/ContentServer?pagename=thestar/Layout/Article_Type1&c=Article&cid=1075331417250&call_pageid=968332188492&col=968793972154

で、心配はないどころか、

Canada gave U.S. data on Arar
http://www.thestar.com/NASApp/cs/ContentServer?pagename=thestar/Layout/Article_Type1&call_pageid=971358637177&c=Article&cid=1069283411628

セキュリティに関して、カナダはアメリカに情報を渡しているからね、アラーのケースもそうだ、っていう一般論に押し込んでいる。

ということは、政府は逃げようとしている、でもあるだろうし、逆に見ればアメリカでの行為(突如逮捕するとかシリアに送るとか)はアメリカに責任があるということで、そうすると今度はアメリカは私たちは私たちの法の範囲内でやってます、と言うだろう。で、話は何も解決せずに形だけ調査した、これ以上できません、になるのか? この部分は私の想像だが・・・。

ただ、アメリカで既に訴訟を起しているわけだから、アメリカ人たちがこの一件を裁く(違憲か否か)という点に焦点が行ったと解釈することもできるかもしれない。