その2

■2004/01/28 (水) 日米関係だ大事だと言っているわりには



話が思いっきりメチャメチャですんませんなんですが、

田中宇宙の宇さんの、
消えた単独覇権主義
http://tanakanews.com/e0122powell.htm

先週あたり目撃してよみっぱなしにしていたこれこれ。

で、重ねて考えると、だから、もしカナダ政府が下に書いた路線を突っ走るのな
ら、それは多分、この線OKが見えているからなんだろうと思う。でもって、カ
ナダはもし極端に言うのならヨーロッパの北米支部でもあり、かつ、アメリカの
民主党の半身兄弟みたいに考えているとだいたい間違いはない。で、カナ
ダの動向は結構これらの大フォースの斥候兵みたいなところがあると思う。それ
は別に陰謀じゃなくて、思考方法、何をよしとするかのbasic valuesを並べると
どうしてもそうなるんだと思う。もちろん、おもしろおかしく陰謀論を考えるの
も十分ありですが。

となったら、しかし、どうなるんだ、日本っていうのがますます心配になる。真
反対に舵を切っている。

田中さんは、上の稿の中で、解説をしてちゃんと読まないで翻訳ですましている
状況を指して、これじゃ日本人が日本語だけで国際政治を理解するのは無理だと
厳しくおっしゃてますが、私はもう1つ余計なお世話で言いたいものがある。

それは、確かに日本語にしてしまった時に意味が変化してしまうことによって失
せるものがとても大きいといのはありだけど、何を訳しているのか、のそのソー
スの選定も相当に問題だと思う。

私はカナダ当番だからここを例にして考えると、

テロ容疑受けシリア移送、カナダ男性が米政府を提訴
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040123id24.htm

こういう記事が日本語で出る。なぜ出るかといえばアメリカで記事になったから
でしょう。しかも明らかに内容も、まぁおこがましいですが1つか2つの記事か
ら書いている。同内容もので今夜苦しんでいた私はそう言える。(ないよりいい
ですよ)

アメリカに関係しているものだからキャッチアップしているのだ、と言えるよう
に見えますね。しかしそうじゃないんですよね。アメリカでこの記事が出る最初
のアクションなり背景はこういう記事だったら何にもわからない。

つまり欠席裁判で一方の当事者のまとめをただもらっているようなもの。これで
国際社会の動向が理解できたらおかしいでしょう。しかもアメリカをも理解でき
ない。なぜ彼はそう言われるのか、を抜かしているんだから。