罰金付きのストとなるのか


Union Leader Says Pension Issue Is Key to Ending Strike
http://www.nytimes.com/2005/12/21/nyregion/nyregionspecial3/21cnd-strike.html?hp&ex=1135227600&en=6ea13bcca6d0ebc3&ei=5094&partner=homepage


ニューヨークのストは2日目となり、ユニオンのリーダーは年金問題にケリがつくまでストだと言っている模様。


で、そっちの決着も大変だが、罰金付きになるかもしれないようでそっちの成り行きも注目。


スト決行の組合に一日100万ドル罰金 NY州裁判所
http://www.asahi.com/international/update/1221/008.html

MTAが20日未明、スト禁止を確認した州最高裁の判決が先週に出たことを根拠に、ストを決行した組合に罰金を科すよう求める訴えを起こしていた。州法で公務員のストは禁止されており、州最高裁はスト禁止確認を無視した組合の行為が法廷侮辱罪にあたると判断した。組合は上訴した。組合が支払える現金は約300万ドルだと、現地メディアは報じている。


MTA(大都市交通公社)、つまり交通機関を仕切っている法人なわけだが、そこは余剰金が出ているじゃないかと言われているがこれで使われたりしたら目もあてられないことになるような。しかし、組合のリーダーたちにも個人として罰金という話もあるんだが、そういうのって、ひょっとしてこの法人から出ちゃったりするの?


MTAは別に、東急とか西武という私企業ではなくて事実上ニューヨーク市で、その上でこの運営には公的な資金も投入されていたか、今もいるか、いずれにしてもそういう存在だ。だから、余剰金が出たと言っても、あたかも私企業に分配を要求するように、利益を全部吐き出せといえるのか否か。私にはよくわからないが、そういう存在だからこそストが禁止されていて、そういう存在だからこそ人々がここまで怒るということのように見える。と、昨日から同じことを言っているが、なんだってそれでこのタイミングでストに持ち込んだの? これがむしろ不思議。

 国連「平和構築委」新設へ

国連「平和構築委」新設へ 紛争後の国家を長期支援
http://www.asahi.com/international/update/1221/007.html

国連総会と安全保障理事会は20日、紛争後の国の復興を支える常設の「平和構築委員会」を新設する決議案をそれぞれ採択した。9月の特別首脳会議で合意された国連改革案の一つが実現することになり、アナン事務総長らは「歴史的だ」と評価した。委員会メンバーとなる31カ国の選出が近く始まるが、日本の参加は確実とみられる。


前半は事実だが、アナン氏のコメントは余計だと思う。


国連の中にずいぶんとぐじゃぐじゃがあるんですけど、という問題がどうなったのかはっきりしない中で、あるいは誰も別に責任を取ったとも言えないままに、あるいはさらに、なんで選ばれてもいない人々があたかも世界の代表者のようにふるまうのだという根本的な疑念が払拭していないのに(私はこれをアナン氏に向けていいたいわけだが)、また新しくお金のかかる委員会が作られた、という点から言えば批判的になりたい気持ちはあるのだが、とりあえず、従前の組織および対応とは異なったものになることを期待して注目しようとは思う。

UNITED NATIONS, Dec. 20 - The General Assembly and Security Council passed resolutions on Tuesday founding a Peacebuilding Commission to help stabilize and rebuild societies emerging from war.

http://www.nytimes.com/2005/12/21/international/21nations.html