純ちゃん@カナダ


明日はこの旅のメインデッシュたる(違うって)エルビスの邸宅トリップでご機嫌の純ちゃんは、その旅のはじまりのほとんどそれはアンカレッジの給油か?(古い)というスピードでオタワにいたらしい。知りませんでした。すんません。いや、ハーパーと会うとは知ってたけどいつか知らんかった。


Harper dismisses Kyoto concern during visit with Japanese PM
http://www.canada.com/topics/news/politics/story.html?id=733240aa-b8ff-49a1-bc72-414364c34b36&k=95001



PM and Koizumi skirt Kyoto issue
http://www.thestar.com/NASApp/cs/ContentServer?pagename=thestar/Layout/Article_Type1&c=Article&cid=1151531412581&call_pageid=968332188774&col=968350116467



とりあえずとても重要な会談だったという感じは、まぁないでしょうし実際なかった様子。キョウトプロトコロルが話題になったらしいが、日本も達成できていないが、カナダはそれ以上に、(あれだけ騒いで、世界一真剣だと言い張っていながら)、まったく達成してません。つか、日本以上にできそうな気がしてない私。


ちょうどいい数字があったので整理しておくと、1990年の水準に対して、2003年でカナダが26%上昇、日本は13%上昇、だそうだ。



で、それはそれとして、それ以外で、さりげなく書き込まれている(というより媒体によって違うというべきか)のは、日本との関係はこれまでうまくいってるとはいえないから、今後は少し注意を払っていく必要があるとハーパーが言ったらしい。


PM signals need to tend relations with Japan
http://www.theglobeandmail.com/servlet/story/LAC.20060629.KOIZUMI29/TPStory/National

Prime Minister Stephen Harper signalled yesterday that Canada needs to pay more attention to its relationship with Japan after his Liberal predecessors focused their Asian efforts on China and India.

Harper calls for improved commerce with Canada's No. 2 trade partner

カナダの貿易相手はあっとーーー的にアメリカ相手で、他はすべてその他と言っても大して間違いではないぐらいなんだが、そのなかでは日本は頭ひとつずっと抜けていて第2位。が、しかし、上の記事が書いているように、なんといって過去13年間のリベラル政権は、チャイナとインドに熱心で、日本との関係はおざなりだった。(個人的にはこんなもんで、日本にとっては何の問題もない気もするけど)


というか、とりわけチャイナものに対して妙に熱心なグループというのがあって、そこは主にリベラルにくっついていたが、リベラルが負けたので、様子が変わってきているということかと思う。実際思い返せば、カナダ人たちがうちの政府はなんてpro-China なんだとあきれるぐらいのことも結構あった。実際前の前のクレチェンは熱心にチャイナを訪れ商談をまとめてきていたんだそうだ。州レベルでも同じことで、オンタリオの現政権(リベラル)も去年あたり上海で共同でなんだかかんだか(詳細忘れました)とおめでたい発表をしていた。それはそれで商売になっているからいい・・・・のだろうが、今般の動きから見ると、いつまでも乗ってられない・かも?なのだろうか。



で、上でクリップしたように、しかしながら今般、20世紀はじめのチャイニーズの移民に対してカナダ政府が人頭税を課して、その直接間接の結果として(この因果関係を私はよく知っていない)、チャイニーズの移民ができなくなったという件で、カナダ政府は謝罪して、なにがしかの補償金を出すらしい。これは、リベラル政権は拒否していたが、保守党がやった。



なぜか。巷間普通に言われていて誰も異論を挟んでいないのは、政治でしょ、おしまい、というところ。チャイニーズ、インドに限らず普通移民はリベラルの側に親近性がある、ってことになっていて、さらにハーパーの保守党(伝統的な保守党とは違う、新型つーか、ネオコン的だ、とみなされる新しい保守党)は、都市部郊外では強いが、大都市のコアでは弱い。で、頑丈なリベラル地盤の教員組合なんかいまさら説得してもはじまらないわけで、切り崩しは移民からってことだろう、しかもこれは浮動票取りではなくて、リベラル分を取っていくことになるんだから、ということらしい。


それなりに私にも説得的。しかしもっとさらに突っ込んで憶測してしまうのなら、これってある種の手切れ金か?なんて見てしまいたくもなる。アングロサクソンが金を払う時、それはもうこれ以上貸し借りはない、という意味じゃまいか、など憶測しちゃう。これ以上言わせるネタはないからな、みたいな。




まったくカナダとは関係ないが、うわぁ、朝鮮新報かと思ったらゲンダイだった。


小泉訪米 世界の有力メディアが大批判
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2144871/detail?rd



今日純ちゃん関連の記事を10個ぐらい流し読みしたが、どこにもそんなトーンは見当たらないんですけど・・・。
どっちかっつーと、とにかく強いところが2つ組む、この動きは見逃せないな、という意味と、やっぱりプレスリー好きの日本人というキャラの面白さで話題に華が添えられているという感じだろうかと思う。


なんで国内でここまでよじれたことが書けるのか不思議だ。精神的に問題があるのじゃないだろうか。だいたい、他者の権威で批判している気になってるというのがいかにも卑しい(しかも、中身読んでないだろう)。そもそもこういう新聞だったといえばそれまでだが、ここまでかぁと感慨深い。