他主権の判断

社説:
常任理事国 小泉首相は本気で票固めを
http://www.mainichi-msn.co.jp/column/shasetsu/news/20050402k0000m070145000c.html

ただ、一方では、日本外交のちぐはぐさも目立つ。町村信孝外相は、国連改革は日本外交の最優先課題だと言っている。ならば、予想される反対論への対応も準備しておかなければならない。


毎日新聞の書いていることはおおむねいいトーンだとは思うが、やっぱり、リアルな日常生活を思い起こすことも必要かなと思う。


自分が精いっぱいの対応をすることには、他者を完全に説得することを含まない。含まないではなく含め得ないだ。なぜならそれはもともと他者なのだし、他者の判断に対してこちらができることは、理解のための材料を出すことだけだからで、判断は常に絶対的に他者にあるからだ。




日本の国連常任理事国入りに賛成している側であるオーストラリアの新聞の記事。
http://www.theaustralian.news.com.au/common/story_page/0,5744,12727887%255E2703,00.html

While the Japanese did not expect Seoul's backing, the threat to spoil its Security Council bid is an unexpected escalation of their angry dispute over history and territory.


The US and Australia strongly support Japan's candidature for permanent membership of the proposed expanded council. China is equally firmly against, though it has not yet officially announced its opposition.


そうなのよ。もともと日本としてはソウルに快く賛同してもらえるなんて想像できなかったわけだからある程度までは想定の内だが、ここまでのエスカレーションは考えていなかったでしょう。


でもって、チャイナも(南朝鮮と)同様に強攻に反対だ、しかし公式には反対を表明していない、ってところが、なんかこう、大丈夫なのか南、と私が心配する由縁でもあるかなぁ・・・。


これだけ敵対されているのにおかしいと言えばおかしいんだが、だけどさ、なんか見てらんない的な心情ではあるよ、私は。