On the contrary, his empathy for the crisis made him go

Captives, Japanese and British, Plead for End of Occupation
http://www.nytimes.com/2004/10/28/international/middleeast/28iraq.html?oref=login


NYTimesの、通信社経由でない記事。香田青年とイギリス&イラク二重国籍のエイドワーカーの女性の人質事件のこれまでがわかりやすくまとまっていた。香田さんのお父さんがアルジャジーラのテレビで訴えた文が載っていたが、こういう言い方もなんだが、あ、この表現、脈絡、よかったぁ、と思った。


あちこちで細切れに引用されているのしか見てないので(お父さんが読み上げたシーンを見たいぐらいなんだが)、その中で、息子は日本の自衛隊にも関係ないし、アメリカの政策にも賛成してない、ここはいんだが、ただイラクを見たかったから、とか、イラク人に同情してといったことを言っているようで、これらは戦場になっている人に必ずしも好意的あるいはすんなり受け入れられやすいことかぁ?という疑問を私は拭えずハラハラしていた。が、考えても他に大義もなさそうだしとかいろいろ夕べ寝る前に考えていたのだった。余計なおせっかいだと笑ってくれ、だが。

実際ほんちゃんのアルジャジーラのボイスオーバーがどうなっているのかわからんけど、NYTにあった文を読むと、私の杞憂だったとも言えるし、訳した人がいいんじゃないのかなと思ったりした。もちろんこれは私の判断であってアラブ世界の判断じゃないわけだが、ともあれ私は誰だか知らない人にありがとうとか言いたいものがある。


抜き出すと、
"What I want Shosei's kidnappers to understand is that he is not an activist supporting the stay of the Japanese troops in Iraq nor the American policy there,"
"On the contrary, his sympathy for the Iraqis and his empathy for their crisis is what made him go to Iraq."


「ショーヘイを 誘拐 した人びとに理解して欲しいのは彼は日本の 軍隊 のイラクでの駐留や アメリカ のそこでの政策を支持する活動家ではありません。」「そうではなくて、反対に彼のイラク人へのシンパシーと彼らの危機に自己を投入したことが彼をイラクへと向かわせたのです。」


こんな感じに聞こえると思う。


とはいえ、このニュースの意味はまだ確定ではないのだよなと一応気にとめたい。

人質解放呼び掛けても「結果は同じ」=仲介の意思ない−イラク宗教指導部
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041028-00000832-jij-int