はてなにおけるカナダ発見

はてなのキーワードになっているところをクリックすると簡単な解説みたいなのが出てくる。そこにあったカナダのコメント。

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南はアメリカ国境線から北はノースポールまでの世界第2の国土を誇る、1999年先住民族イヌイット自治を任せ、ヌナブト準州を制定したぐらい先進国ように鎮座しているが実は多額な慢性的財政赤字を抱える農業国。

いつも独立運動を展開しては政府からお金をいかに巻き上げるかを考えるケベック州を筆頭に、1989年アメリカとのフリートレードで多くの公的企業を身売りするはめになった東部の州と安定した気候と豊富な地下資源、大自然をバックにした観光資源を有する西部の州とは予算を巡って大揉めるなることも。

キングサーモン、メイプルシロップ、子持ち昆布、オーロラ、赤毛のアンといえばこの国の代表的な観光資源。

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悪意があるとしか思えない。ってか、こうなんだよね、日本におけるカナダって。

まず今のところ、赤字は解消しつつあるというトレンドです。だからここの部分は正しくない。

農業国というのは、そりゃ疑いもなくやれます。広いんですから。でもどうなのかな、航空機とか、燃料電池もそうだし、かなりハイテク分野に出ている国でもあるよ。あと、バイオ、医療のレベルもいいと思いますよ。

と、言うでしょ、すると、どういうわけだか、日本の人の少なからぬ人は、それはみんなアメリカにおんぶしてるからだ、とか言うんですよね。あとは、アメリカに比べても日本に比べても小さいじゃないか、とか。どうしてそこで「張る」必要があるのか、私にはしばしばわからなくなります。アメリカを持ち出すのはもう訳がわからない。

しかしケベックと西部諸州の争点って、この話もちょっと古いのじゃないでしょうか。基本的にはその構図はあっていると思うんですが、そんなに対立しているようには見えません。

結局、どこかで読んだ記事から書いたんですかね。それにしても他人様の国をよくこんなふうに表現できるな、というのは結構驚き。
そのうち一つ一つ訂正します。