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あれよあれよという間に尋常でない騒ぎになっているイスラム風刺漫画事件だが、
デンマークNGO、抗議激化で途上国支援停止も
http://www.sankei.co.jp/news/060209/kok026.htm
こうやって、なんとなく穏当なというか妥当で穏やかでみたいな人々の気持ちも対イスラム異質論みたいになるのかなぁなど見えなくもない。
キリスト教徒ワールドの偽善がどうしたこうした(キリストさん関係の風刺画をのせるか否か、とか)というのも、もちろん訴状にでも俎上にでもあげたらいい話題だとは思うが、だからといってあちこちで暴力的な行為を誘発しつづけることが正当化されるわけもないだろう。
で、一方でブッシュ政権が提案するところの反テロ法(一時的な延長の後どうするか懸案だった)は大方の議員に支持される、と。
Bush wins deal on anti-terror law
http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/4699564.stm
結局のところ、テロリズムとどう戦うかという問題がただ大きく浮き彫りにならざるを得ない状況をわざわざ作りあげるためだけにイスラム奉じる人々は声を大にしていると言える。911あたりから考えると、当時はまだテロ戦争だぁ?といった感じで誰にとってもそれはそれほど絵面として認められるものではなかったのに、など思い出す。フィエズII突入なんだろうか、など陰謀論的なことを考えたくもなる。
で、それはそれとして、思うに、これはこれでバックラッシュの側面もあるんだろうと思う。
西欧世界というか先進国ワールドというかで過剰にイスラムをかばっていた側が、むしろ離れて行くきっかけかななど見える。