世界反ファシズム戦争勝利60周年


ちょっと遅いけど、26日の記事で気になっていたもの。


中国、外国首脳招かず 9月の抗日戦勝60周年式典
http://www.asahi.com/international/update/0226/001.html


中国は今年9月に予定する「抗日・世界反ファシズム戦争勝利60周年」の記念式典に、外国首脳を招かない方針を決めた。共産党関係者によれば、日本を含む第2次大戦当事国の首脳を招待する案も出ていたが、靖国参拝問題を抱えたまま小泉首相を招くのは現実には難しい、と党指導部が判断したためという。


日本が理由のわきゃないでしょう。そもそも「抗日」なんだから、日本以外の国々でもし認識があうのなら正々堂々できそうなもの。と、まぁそういうことでしょう。チャイナを語る名がいわゆる共産主義の次がいわゆる戦勝国となった、なり得た理由は圧倒的に西欧人ってか白人の都合なわけで、その上にちゃっかり乗ってるその板が意外に薄いということか。

10年前の「50周年」では、当時の江沢民国家主席愛国主義キャンペーンを進め、「抗日勝利」を題材にした映画や特集記事などが目立った。これに比べ今回は、党・政府が積極的に愛国主義を宣伝する雰囲気は今のところ強くない。


で、そのツケをこれからチャイナとチャイニーズは払っていくわけだが、私は心から謙虚で良識あるチャイニーズが気の毒だと思ってる。調子に乗った人々が暴発していく様を見ているのはどんな気持ちなんだろうかなぁと暗い気持ちになる。でもって、たとえバカやらアホやらクソやらを選んでしまったとしても合法的に変えることのできる体制はどれだけ不合理で不効率だろうと、ならして見た時の不幸率は低いと思わずにはいられない。


にしても朝日新聞。すごい記事の書き方だな、これ。すっかりチャイナご用達を自認、と。でもって、多くの日本人はこの頃もう既にどうやらそんなこと、と突き放してこの新聞社を見ている、と。

ま、だったら、ある特殊な利益を代表する人々として見ればいいだけの話だな。問題はそれをどうやって日本以外のところに知らせるのか、だ。今でもこれを「高級紙」なんて呼んでる人がいそうだから。