北朝鮮という完全な他国 by 韓国

いささか古いのだが、いつものチョソン・ドットコムを読んだら興味深い記事があった。


北朝鮮の「崩壊」と「政権交代
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/12/09/20041209000033.html


9日付けの記者の解説なのだが、北朝鮮が「崩壊」するのと「政権交代」するのは異なっているのに、これを一緒くたに語っている人が多いよ、とまずはもっともな指摘。


崩壊なら北朝鮮という国がなくなり、政権交代なら国は残るがその中で体制が変わるだけだよ、ということ。


で、この記事は盧大統領が3週間ぐらい前だったかから欧州、北米だので物議をかもしてきた「北朝鮮崩壊不可」をいさめるのが主眼のようで、ようするに、誰からも聞かれてないのにこういう発言をすることで、北朝鮮自らが内部的に変化するそれそれもの(つまり体制の変更ということになるだろう)さえダメだと言ってるかのように聞こえたりするんだけど、それってマズイでしょ、ということ。


この記事を外側から読む私は、その引き出し方に興味を持った。

北朝鮮の内部要因による政治変化は私たちが知る術もなく、関与すべきことでもない。金正日政権がどうなろうと、韓国側が「願う」「願わない」と口を挟む性格のものではないのだ。

北朝鮮の地で横行している飢餓と恐怖、無惨な桎梏を勘案すれば、切に願うとしても、それをどうこうするということは私たちの能力外のことだ。

だから、こんなに他者のことなのに、盧大統領はなんで、北朝鮮の崩壊不可なんて言うんだよ、ということ。北朝鮮とは韓国にとって、いろんな意味で、あるいは基本的に他者でOKということなのだね。



しかしながら、となると、この記事と全然整合性がなくなる。